「CASHIER」の表示より「会計」でよいのではないか?
よく買い物に行くスーパーでふと気づいたが、いわゆるレジの場所の英語表記として「CASHIER」の表示があった。なぜ、日本のスーパーでわざわざ英語表記なのか?周囲を見渡しても、外見で英語母語話者とわかるようなお客はいない。ほぼ毎週利用しているお客である自身の過去10数年の経験から、レジの場所がわからず困っている外国人客を見たことがない。尚、当然ながら、スーパーの所在地にもよるが、自身が住んでいる地域においては、そもそも英語母語話者の外国人は極めて少数である。その少数のお客のために「CASHIER」の表示を掲げるのは、果たして意味があるのだろうか?無意味なように感じる。
昨今のインバウンドによる外国人旅行者や訪問者向けの表記ならば、むしろ、「お会計」の方がよいのではなないか。なぜならば、来日する外国人の大多数は中華圏であるため「会計」の方が彼らには便利のはず。日本政府観光局の統計によれば、2023年1月から12月まで日本を訪問した外国、地域の上位5つの内、台湾(2位)、中国(3位)、香港(4位)となっている。
非中華圏からの訪問者や居住者には、英語より漢字にふりがな振ったり、やさしい日本語で表記した方が分かり易い。「お会計」より「おかねをはらうところ」の方がより分かり易い。