はぐれ雲

 青い空に、白い子象のような雲が、ひとつだけ、『ぷか、ぷか』浮いていました。

まるで、大きな空を、ひとりで楽しんでいるように、『ぷか、ぷか』漂っていました。

しばらくすると、雲は、薄い綿菓子のようになり、青い空に食べられて、消えてしまいました。


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