① 高校の3年間
私は高校の3年間、英語コースというクラスにいました。中学生の時の英語の先生がとても怖くて、テストで90点以上とらないと、げんこつをするという先生でした。(今なら体罰と言われますが、当時は当たり前と捉えていました)先生のげんこつはとても痛く、先生のげんこつ回避の為に英語をひたすら勉強したので、英語の点数は良く、自分も自然と英語が好きになりました。そのため、高校は英語コースのある学校を選びました。いざ、入学してみると、推薦組で入ってきた上位10人の中にはすでに英語をペラペラ喋ることができる人もいました。私は入学して、ネイティブの人とクラスの中でも英語が飛び交う環境を期待していました。実際、入学してみると、普通クラスより英語の学習時間は多いものの、ほとんど、受験の為の英語が中心でした。高校の英語の教科書にプラスして文法やリーディングなどを別の枠で行う時間がありました。一応、ネイティブの先生はいましたが、夏の研修旅行以外に先生との交流の記憶がありません。リスニングも古い昔の映画を一本見たり、古いアメリカのカントリーミュージックを聞くなど、あまり、興味をひく内容ではありませんでした。学校の授業は想像以上につまらなく辞めようかと思っていたほどです。しかし、休み時間に友達と話す海外のロックバンドの話はとても興味をそそり、洋楽を聞くようになりました。当時、アメリカやイギリスのチャート番組をテレビで見ることができたので、それで、更に洋楽が好きになり、洋楽をたくさん聞き、歌うようになっていたので、英語のリスニングと発音だけは、後日、英会話学校の先生から誉められるところでした。当時、3年間の英語教育は受験主体でしたので、ネイティブな会話を望む生徒は留学(交換留学)をしていました。私も両親に留学をしたいとお願いしましたが、金銭的な余裕がなく断念しました。高校時代は反抗期でもあったので、結局、英語の勉強は適当になり、別の得意分野の数学にハマったため、担任の先生の期待を裏切り、英語とは関係ない分野に進学することになりました。今、思えば、3年間も英語を人より学ぶ機会を与えてもらったのに、それを棒に振った形にはなりましたが、洋楽を知ることになり、大人になっても、洋楽にハマっていたので、それは良い経験であったのではないかと思います。(今でも英語耳は生かせているから^^)
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