生まれて初めてのキャンプを楽しむ極意は「時間」と「体力」にゆとりを持つこと!
キャンプをしてみたいけど、道具も技術も経験もない。
しかも目が離せない年齢の子供(当時6歳と2歳)が2人もいる。
かつての私は空前のキャンプブームを横目で見つつ、自分には無理だと諦めていました。
ですがママ友に誘われて行った人生初のキャンプをきっかけに、私はズブズブと底なしのキャンプ沼にハマっていったのです。
気がつくと、この1年で20泊以上も子連れキャンプをして、我が家の経験値が上がりました。
この記事では、キャンプの道具も技術も経験もなくても手軽に出来るキャンプの楽しみ方を紹介します。
また、子連れでもキャンプを楽しむコツも合わせて紹介しています。
どうぞ参考にしてみてください。
初めてのキャンプ!季節と天候を選ぶべし
キャンプの楽しさは、その時の天候と季節で全くの別物になります。
経験豊富なキャンパーにとって、冬の寒さや土砂降りの雨は思い出の1つ。
「いや〜経験値がまた爆上がりだよ」というだけの余裕があります。
しかし、生まれて初めてのキャンプとなるとはそうはいきません!
「季節と天候」こそが、その後もキャンプを続けるか否かを決めるキーとなります。
経験のないキャンパーにとって、寒さと雨はまさに大敵。
寒いと命に関わることもあるし、雨だと外で全く遊べません。
雨の場合は潔くキャンセルし、天気の良い日に予定を組み直すのがおすすめです。
初めてのキャンプは近場のオートキャンプ場
キャンプはどうしたって体力がいる遊びです。
極端な言い方をすれば、大自然の中で不自由をわざわざ楽しむのがキャンプ。
経験も技術もないキャンプビギナーは、なるだけ無駄に体力と時間を消費してはいけません。
片道何時間もかかるキャンプ場を選ぼうものなら、到着するまでに疲れてしまいます。
オートキャンプ場なら、車のすぐそばにテントを張ることができるため荷物の移動がほぼ0。
駐車場からサイト(テントを張る場所)までリヤカーで荷物を運ばなければならないキャンプ場は、決して選んではいけません。
車から荷物をリヤカーに積んで、サイトまで少なくとも2〜3往復する羽目になります。
これが結構なタイムロスとエネルギーロスになるんですよ。
そんな時間と体力の使い方をするより、ゆっくりビールを飲んで焚き火を囲むことをオススメします。
初めてのキャンプはレンタルテント&タープ!
キャンプをするなら絶対に必要と思われがちなテント。
なんの知識も経験もないままにテントを買うのは、絶対にやめましょう。
自分にあったキャンプのスタイルが見つかっていないのにテントを買うと、確実に後から後悔することになるからです。
キャンプ場によっては、テントやタープのみならず、焚き火台に寝袋、果ては調理用のお玉まで貸してくれます。
しかも電話予約した時にお願いすれば、テントもタープも到着前に張ってくれるところもあるんです。
今現在、2種類のテントを持つ私ですが、キャンプ場への到着時間が遅い時や、雨が予想されるときはレンタルテントを利用しています。
実際に私がよく利用しているレンタルテントはこちらです。⬇︎
費用はキャンプ場で異なりますが、私が利用しているレンタルテントは1500円、タープは500円です。
わずか2000円で寝る場所とご飯を食べる場所を確保できる上、設営までしてくれるサービスは利用するに越したことはありません。
ちなみに撤収作業も必要ないので、時間に追われることなくキャンプを楽しめますよ。
初めてのキャンプ!最低準備すべきものとは?
テントとタープはレンタルしたとして、初めてのキャンプに何を持っていけばいいのか?
キャンプに必要なのは、「ご飯」と「睡眠」の準備だけです。
大自然の中でお腹が満たされ、熟睡できれば、キャンプは大成功!!
この1年で20泊した私の経験から、キャンプの「ご飯」と「熟睡」に必要な準備を解説します。
初めてのキャンプ飯は凝りすぎない
我が家は子供の世話に忙しいため、ゆっくりキャンプ飯を作る余裕はありません。
だから、あらかじめ家で仕込んだ料理を持ち込んで、調理は温めるだけに徹しています。
特に初めてのキャンプ飯は調理が簡単なメニューに越したことはありません。
なぜなら、慣れない場所での料理は時間もエネルギーも倍以上かかるからです!
大自然の中で料理を楽しみたいなら別ですが、テイクアウトした唐揚げで、笑顔でビールを飲んだほうが楽しい!(私はそうです)
さらに言えば、食器を洗うのだって手間と時間がかかります。
だったら紙皿、紙コップ、割り箸で、洗い物なしですませたほうが楽しむ時間が確実に増えるんですよ。
ゴミが出るとか、エコじゃないとか気にせずに、エネルギーを無駄に使わないのは賢い選択です。
テーブルと椅子はあったほうがくつろげますが、荷物を減らしたい人はレジャーシートを引いてピクニック形式でご飯を食べたってOK!
そんな経験を通して、自分達のキャンプのスタイルには何が必要かが見えてくるものです。
我が家なりのキャンプ飯を楽しむために、1年間で私が徐々に揃えた道具は以下の通り。
・テーブル(食卓用・調理用の2種類)
・椅子
・風防がついたカセットコンロ
・食材を入れる保冷バック
・皿・お椀・コップ・お箸
鍋類は普段使っているものを持ち込んで、キャンプ専用に買い足したものはありません。
キャンプを始めて1年経った今でも、キャンプの晩御飯はお弁当でもいいと私は思っています。
なぜなら我が家のキャンプの目的は、焚き火を囲んでマシュマロを食べることだからです。
初めてのキャンプでも寝具だけはしっかり!
キャンプに求めるものは、人それぞれです。
しかし、すべてのキャンパーにも共通して言えるのは、テントで熟睡できることはかなり重要だということ。
なぜなら、キャンプは体力を使う遊びなので、翌日に疲れを持ち越すと大変なことになるからです。
キャンプで一番しんどいのは、翌日の撤収作業!
チェックアウトの11時までに(12時のところもある)、朝食を済ませて荷造りを終わらせるのはまぁまぁ大変です。
さらには自宅に到着したら荷物を下ろし、洗濯や洗い物をしなければならない。
もし睡眠不足の体でこれらをこなした場合、確実にこう思うハメになります。
「キャンプって疲れる!もう行きたくない。」
だから、前の日はあまり夜更かしせずに、しっかり寝ることも大切なのです。
キャンプ場によっては、クッション性の高いマットや、エアマット 、寝袋、毛布と全てレンタルできます。
しかし必ずしも寝袋やエアマット がなくても大丈夫です。
最初は自宅にある布団を持ち込んで、あれこれ試行錯誤するのもいいと思います!
参考までに、この1年で我が家が行き着いた「キャンプの寝床の作り方」を紹介します。
我が家は何枚か厚みのある敷物を引いた上に、こたつの敷布団、掛け布団、毛布で寝ます一番下に敷くのは、地面からの冷気を遮断するためのアルミのシートです。
4〜5人用のテントなら2枚あればOK!
現在、私が使っているのはこちらです。⬇️
100円ショップやニトリに販売されている、断熱シートで代用するのもアリだと思います。
次に敷く物は、厚みのあるアルミのレジャーマットです。
ホームセンターには薄いものから厚いものまで多様なレジャーマットが販売されています。
クッション性を高めるなら、厚ければ厚いほど効果的なのは明らかです。
しかしかなり重ばるので購入を断念し、我が家は厚みが15㎜のものを購入しました。
アルミシートとアルミマットの2つを重ねても、まだまだ安眠するにはクッション性に欠けます。
そこで、さらにもう1枚マットを重ねています。
こちらはクッション性の高い、キャプテンスタッグのキャンプマットです。
凸凹のある厚さ15㎜のマットは空気の層をしっかり作るので、地面からの冷気を遮断してくれます。
アルミシート、レジャーマット、キャンプマットの3つを重ねて、ようやく寝床のベースが完成です。
これだけでは寝れませんので、我が家はさらにニトリで購入したこたつ布団と毛布で寝床を完成させています。
キャンプ道具の中で寝具は最も重ばるけれど、これだけは譲れないんです。
キャンプを始めた当時、我が家はエアマット と寝袋を購入して使っていました。
しかし夫がエアマット だと眠れず、さらには子供達は寝相が悪すぎて寝袋から出てしまう。
さらに、エアマット も寝袋も小さくたたんで収納するのに、結構なエネルギーと時間がかかるんですよ。(家族4人分だと30分はかかります。)
あれこれ試行錯誤した結果、こんな手のこんだ寝床を作ることになったのです。
冬キャンプでもこれに電気毛布と、寝袋を仕込めばマイナスの気温でも大丈夫でした。
夏キャンプならコタツ布団をやめて、さらっとした綿のマットにタオルケットでOKです。
キャンプを始めるなら最小限の準備で最大限に楽しむ!
キャンプをいざ始めようと思うと、経験や技術がないがゆえに余計なものを買ってしまいがちです。
だからこそ、最低限のもので乗り越える意識を持つことが大事!
そのためにはキャンプの目的を1つだけに絞って、そこに焦点を当てましょう。
我が家は子供と楽しい時間を過ごすことが最優先なので、現地であれこれ手間をかけないようにしています。
また時間と体力には限りがあるので、かなり余裕を持って計画を立てています。
さもなくば、たった1回のキャンプで「キャンプが嫌い」になりかねません。
しかし1回でもキャンプを楽しめたら、間違いなく底なしの「キャンプ沼」にハマるはずです。
そうなって初めて、キャンプグッズをあれこれ楽しみなら探して買えばいいんです!
最終的には車の買い替えまで考えさせられる「キャンプ沼」は、楽しくハマらないとですね。