子供と過ごす週末に疲れていた私を救ってくれたのはキャンプだった
子供と過ごす週末は、楽しいけど疲れる。
現在、47歳になった私には、7歳の息子と3歳の娘がいる。
子供達は可愛いはずなのに、ずっと一緒に週末を過ごすとついついこう思ってしまう。
「休みの日ぐらい、私も好きなことがしたい」
子供達がやりたいことと、私がしたいことには、40歳以上の年齢があるためどうしたって隔たりがある。
親である私が、子供の目線に合わせて遊ぶしかないと思っていた。
しかし1年前、友達家族に誘われて行ったキャンプで、私は大きな発見をしたのだ。
『子供も親も楽しめることを思い切りすれば、お互いにハッピーになれる!!』
この記事では、子供と過ごす週末に疲れていた私が、キャンプのおかげで楽しい家族時間を過ごせるようになった経験をシェアします。
親子で楽しい週末をキャンプで叶えた私
親子共に楽しめるもの・・・それが我が家の場合「キャンプ」だった。
たった一度のキャンプがあまりにも楽しかったことから、我が家は天気の良い週末にはキャンプ場に通うようになった。
とはいえ、最初は経験も技術もないキャンプ初心者だった私と夫。
最初は上司からもらった古いテントで、寝袋とエアマット のみ購入して手探りでキャンプを始めた。
周りの素敵なキャンパー達と違い、我が家はまるで避難民のような生活臭が漂ってた。
レジャーマットにカセットコンロを置いて、鍋でスープを温めて紙コップですする。
吹きっさらしの中でご飯を食べて、テントの中で眠るという面白みのないキャンプ。
それでも子供達は「キャンプに行きたい!」と目をキラキラさせて言うのだ。
なぜなら、狭いテントの中で家族4人がギュッと身を寄せて眠ることが嬉しかったり、朝からのお散歩が楽しみだからだ。
もともと旅行が大好きな私たち夫婦も、自然に囲まれて食事をして眠ることで大いに癒された。
翌週に疲れを残さない週末キャンプのススメ
仕事を終えた土曜日の午後、私と夫は学童と保育園にワクワクしながら子供達を迎えに行く。
そして、近場のオートキャンプ場に直行し、楽しむことに全集中する。
キャンプ場についたら、動き回る子供に注意を払いつつ、テキパキとテント設営に勤しむ。
晩御飯は野菜たっぷり豚汁と白米に、お肉料理を一品だけ。
早々に晩御飯を済ませたら、焚き火を囲んで焼き芋やら焼きマシュマロでパーティーを開く。
でも21時になったら、平日と同じように夜更かししないでテントの中で寝るのがお約束。
なぜなら、ここで生活リズムが乱れたら、次の週末にキャンプにいけなくなるから。
普段の生活でやっていることを、ただ自然の中で行うだけのキャンプ。
だけど、親も子供笑顔になって、心から満足して眠りにつくことができる。
朝、鳥たちの鳴き声で目が覚めたら、静かにテントの外に出て散歩を楽しむ。
「次にどんなキャンプギアを買おうか?」
「車はやっぱりハイエースが最強だね!」
「あんなにコンパクトなテントがあるよ!」
子供達と早朝からお宅探訪のごとく、キャンプ場を見学して回るのも楽しみの一つ。
散歩で目がすっかり覚めたら、朝ごはんを手早く準備して食べる。
大人はゆっくり一杯のコーヒーを楽しんだら、ダラダラせずに即撤収作業。
子供は全く戦力にならないので、どんぐり拾いや、鬼ごっこで遊んでもらい、作業の邪魔だけはしないように言い聞かせる。
キャンプ場のチェックアウトは11時と意外に早いところが多く、のんびりしているとタイムオーバーになりかねない。
車のトランクに荷物をギュウギュウに詰め込んだら、時間ギリギリでチェックアウト!
早めの昼ごはんを近くのカフェで食べたら、キャンプの締めに温泉につかる。
男チームと女チームにそれぞれ分かれ、「じゃあ、1時間後ね!」と約束。
キャンプの汚れも、疲れも一気に洗い流して、身も心もキレイさっぱりになる。
帰りの車の中で2人の子供は眠りに落ち、家に到着するのは15時ぐらいが目標。
自宅に戻ったら、次のキャンプに向けて洗濯や食器を洗い、ようやくほっと一息。
17時ごろ子供達の目が覚めたら、早めの晩御飯を始める。
大人はビールやスパークリングワインを飲みながら、のんびりした時間を過ごす。
子供達は好きな映画を見て、各々の時間を楽しむ。
そして20時半に電気を消して、眠りにつく。そして翌朝は気持ち良く朝の6時に目が覚め、いつものように1週間が始まるのだ。
子育てする時間は案外短いと思う
子供達が大人になるまでに、あと何回一緒に週末を過ごすことができるのだろう?
きっと親と一緒にキャンプに行ってくれるのは、せいぜい小学生までだろう。
中学生になれば、部活や塾で大人以上に忙しくなるであろう子供達。
そう思うと、現在2年生になった息子と一緒にキャンプに行けるのは4年しかない。
週末に子供と一緒にいると疲れるなんて言ってた日々を、いつか私は深く後悔することになる。
ならば今という時間を、夢中になって子供と楽しみたい。
だから私はスキあらば、週末は家族揃ってキャンプをすることを最優先する。
いつか子供達が大人になったとき、両親と過ごした週末が楽しい思い出となるように。