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飛べないブタでも、踊ることはできる。

感染症対策で、運動不足の人が増えているらしい。私は感染症も何も関係なく、運動不足であった。座っている状態から立つときに「よっこらせ」「あー、よいしょ」など声を出して自分を鼓舞しなければ、立つことができないレベルに酷い。長男が「ママ」の次に喋った言葉は「よいしょ・・・」であったという有様である。運動しなければと思い、早5年。決意の数だけは、誰にも負けていない。そんな私が奇跡的に運動が続いているのは、オキュラスクエスト2と呼ばれる VR (バーチャルリアリティ)のゲームのおかげである。

オキュラスクエスト2とは何なのか。遊ぶ方法はシンプルだ。ヘッドセットと呼ばれるゴーグルを頭につけて、左右の手にコントローラーを握る。これだけで済むのはありがたい。パソコンの電源をつけたり、テレビの電源をつけたりするのが面倒くさくてゲームをやらなくなった人でも、続けることができる。ネットを通じて他人とスコアを競うこともできる。まだ競うレベルに全く入っていないのだが、極めてきたらその世界を楽しむこともできるのかもしれない。

ゴーグルを装着するとと3 D の世界が広がっており、まるで3 D メガネをかけて映画を見ているかのような没入感に浸かることができる。左右に握ったコントローラーを振り回してボクササイズをやったり、ダンスをやったりと、家にいながら体を動かして楽しむことができる。ちなみにこのVR、 ホラーゲームが最も臨場感がありはまってしまうらしいが、私自身は怖がりなのでホラーゲームはできていない。知人からは「大爆笑しながらホラー映画よく見てそうな印象」だとよく言われるのだが、全くもって正反対だ。人の目に自分がどう映っているのか一抹の不安を覚える瞬間がふとあるが、それはまあ置いておく。

ダンスが好きな人には、ダンスセントラルというゲームがお勧めである。男女5人のキャラクターがいて、それぞれと踊ったりメッセージをやり取りすることで、好感度を上げていくことができる。好感度を MAX にすると衣装を変えて一緒に踊ってくれたりする。エミリアというキャラクターの衣装が個人的にお気に入りである。

ダンスがそこまで好きではない人は、ビートセイバーというゲームがお勧めだ。こちらに向かってくる箱を、ひたすら刀で叩き斬るゲームである。これはちょっとした侍気分になれるので、日本人の血が騒ぐかもしれない。知らんけど。音楽も割とノリのいい曲が多いので、クラブミュージックなど好きだった人にはうってつけだ。

昔ゲームセンターで音ゲーをやっていた人は、ビートセイバーでは少し物足りないかもしれない。そんな人は、オーディオトリップというゲームをおすすめする。こちらはビートセイバーより少し難易度が高く、動きの種類も多い。どうしても音ゲーと言うと、Nintendo SWITCHのダンスゲーム「Zumbaで脂肪燃焼」が約30曲しか収録されておらずすぐクリアしてしまうように、曲数の少なさがネックとなる。これはアプリという形で日々アップデートされるので、新しい曲が入ってきたり、曲を購入することができる。

1時間でそろそろ何をしようか飽きてきてしまった人にもぜひおすすめ。値段を見て少し高いなと思うかもしれないが、月額のジム4ヶ月分と考えるとすぐに元が取れる。



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