自惚れ
いまだにわたしがどれだけ
世界を疑って生きている
のか思い知った1日だった。
世界を信じて生きていた頃に戻ることを望んでいるのに
差し出されているその真実を、愛を、優しさを、光を、素直に受け取れない。
それどころか、あちらからもこちらからも疑ったあげく、わかったつもりになって心ない言葉で人格を傷付けてしまった。
それに追い討ちをかけるように
『わたしが言っていることが全て嘘かもしれない。
それでもあなたは、世界を信じることができの?
』と。
突き放しておきながら、、、待っていた。
神様に願っていた。
ありのままの世界を信じたいと言いながら、世界には愛が溢れていると言いながら、世界に虚しさを抱え、心を閉ざして、自らでは希望を見いだせず試したんだ、きっとわたし。
『それでも僕は世界を友人を信じている。』
わたしは、なんてバカなことをしたんだ。
情けなかった。
涙が溢れてどうにもならない。
何のためにこんな酷いことをしたのか…?
ついに黙っていたわたしが本音をわたしに伝えた。
もう傷つくことに耐えられない。
今にも崩れそうだ。
愛する人に裏切られても裏切られても信じた。
愛がないのを知っても愛を諦めきれなかった。
子どもながらに傷つく言葉に無邪気な笑顔で返した。
ありえない扱いを受けても口を継ぐんだ。
傷つききっても守りたいものがあった。
守りたいものに妬まれても誤解されても
わたしはそれでいいと平気なふりをして笑った。
本当の自分を迷子にさせたって
ずっとずっと昔から、調和、バランスをとって生きてきたつもりだった。
出来るだけ愛で世界を見て
360°全ての角度に回って
時には茶筒の中に入ってまで
理解に努めた。
強くて優しい人になると決めていた。
同じ思いを純粋な子どもたちがしないように。
そのママたちが笑っていれるように。
そのママを支えるパパも笑っていられるように。
世界に希望が消えないように何かできないかって。
平気なふりをして、笑顔になれるゆとりを残して。
それなのにわたしのパーソナルスペースに短時間で入って来られたら
バランスが崩れてしまう。
平気なふりができない。
もしまた裏切られたら今度こそ壊れてしまう。
怖い。
だから…自分を守る為に酷く傷付け遠ざけた。
もう自分がくたくたに弱っていたことにも気がつかないほど、
相手ことを考えることすらできないほどに、過信していた。
何でもわかったつもりになって、自惚れていた。
いつまでも過去に生きて、未来を信じることに震えて怯えているのは、自分だった。