職場カサンドラ
こんにちは、はぴまむです。
GWですね。4月は子供たちの保護者会やらPTAやらがあり、仕事も繁忙期で光の速さで過ぎ去っていきました。
さて、去年から教育を試みておりました、新卒ちゃんですが、この度業務をお願いすることを事実上諦めたに近いことになりました。
この新卒ちゃんは、とある理由で選考なしで入ってきて、部署をいくつかたらい回しになって、いま私の部署に行き着いた。という経緯があります。
・物覚えが極端に悪く、1から10まで教えて2割身についていればいいほう
・朝、遅刻がち
・理由なく職場を離れる
・ほか社員とのコミュニケーションを避ける
・ものごとの主旨を理解することができない
・文章の要約ができない
・昨日聞いたことが明日にはすっかり忘れられていて、何度も同じことを聞く
・メモを取れない
・議事録を取れない
・お客さんが見てどう思う?という会話が理解できない
もしかしたら、発達上何かあるかもな、、。
そう思っても、"根気強く、相手の立場に立って"伝え続ければどうにかなると思ってみました。
伝え方が悪いこっちの責任だ、そう思って手を変え品を変え、言い方と指示の仕方を変えて粘ってみる。時には書類を提出する前のチェックリストを作って、これに沿ってチェックするように伝えたり。それも、リスト自体どっかにやってしまうんですね。
少なからず自責の念を持ちつつ向き合ってきましたが、もうさすがになんの成長もないのでしんどくなってきました。
彼女にはこんなスキルを身につけてほしい、こういう業務を任せたい、を言っていた上司とも3度相談していました。
彼女が作ったものは抜け漏れだらけ、修正を頼んでもその半分は「意識から抜けてしまった」との理由で、
👩「どうしてここは修正されていない?」
👽「…」
👩「わたしのアイデアよりもっといいもの思いついたかな?」
👽「え…いや」
👩「では、なんでかな?」
👽「抜けてました」
こんなやりとりが日常茶飯事。ついには社内の他部署から「なんども修正を依頼しているのに毎回ミスしてくる」とのことでクレームも出てしまい、彼女が作ったものは必ずわたしがダブルチェック。(1から作った方が速そうでも)
仕事を無くしてしまうのもパワハラになってしまう世の中なのでね。
そんなこんなで1年が経ってしまいました。
わたしはもう、仕事を細かく噛み砕いてご丁寧に目の前に用意してやって尻拭いまでするの疲れてしまったので距離を置こうと思います。
いろいろ、ネット上で調べていくうちに、"職場カサンドラ"という言葉を知りました。
教育役には、非教育者が少しでも成長を見せてくれることがなによりのインセンティブなのですが、残念ながら期待してはがっかりすることの繰り返しでしたね。
ではどうして期待してしまったのか。
彼女は正式な診断を受けず今に至りますがたとえ発達障害があったとて、プラスの特性の部分に当たれば能力を発揮できると思っていてそれを見出していきたかった、また"ダイバーシティー"の世の中ではそうすべき。と思っていたから。
この1年間を思うと、上司が任せたいと言っていた業務のレベルが如何に高かったかと、遠い目で振り返ってしまいます。
わたしは、わたしを守るためにも少し距離を置いて付き合おうと思います。
世の中にはこういうパターンもあるんだということは大変学びになりました!