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【フードバンクに行って来る】恥も外聞も諸々もあるけど

何を隠そう、私は現在無職だ。昨年の今頃、障害者となり長年勤めていた会社を不本意ながら退職した。現在は障害年金で暮らしているが、体調が一進一退で就職もままならず、ドクターストップもかかっている状況だ。退職時に取り崩した定期預金は昨年の税金、国保代、医療費で瞬く間に消えてしまった。

現在の生活費は、生活保護費よりも6万円ほど低い。このようなことを言うと、「生活保護を申請すればいいじゃないか!」とのご意見をいただくこともあるが、諸事情があって今はまだ生活保護を選択できないでいる。物価が上がり、食費は約3年前よりも1.6倍の感覚だ。以前は600円で買えたものが、今ではいつの間にか1,000円を少し超えてしまう。

このような生活をある意味自ら選んでいるので、誰にも文句は言えない。本当に困り果てていろいろな問題を解決できたら、生活保護を受けるかもしれないし、のたれ死ぬかもしれないし、もしかしたら書くことで少しは生活費の足しになるかもしれない。まあ、そんなスリリングな生活を送っている。

そこで、食費をどうにかしようと色々考え、調べていたらフードバンクなるものに行き当たった。以前はボランティアで参加しようとしていた炊き出しも知っているが、現在は食品を3食分ほどと補食やきゅうり2本などを約1時間待って受け取れるという内容になっていた。最近は梅雨に入り蒸し暑く、障害のある身では1時間も立っていられない。それこそ熱中症になり、医療費がかさむことになるだろうと思い、そこには行っていない。

今日は、昼からフードバンクの受け取りと申請にトライしようと思う。何事も経験だ。負け惜しみではなく、なんだかワクワクしている。こういう状態を心理学用語で「躁的防衛機制」と呼ぶのかもしれない。

フードバンクの初回は、受け取り場所に直接行って写真付きの身分証明書を見せるだけで、約2、3日分の食品を受け取れるらしい。次回からは非課税証明書を役所で取り、日時を予約してその書類を提出すると、ポイントカードが発行され、定期的に食品を受け取れるようになるという。回数制限はあって今のところ何回受け取れるかはわからないけど、受け取れるだけ有難い。

そう言えば、非課税証明書のことだが、実は先月フライングして取ったものの、昨年度は一昨年の収入で課税されている証明書で、発行代金の300円は無駄になった。食費に困っているからフードバンクを利用したいのに、300円が必要だ。このシステム、どうにかならないのだろうか?さらに、往復の交通費もかかる。無料のものは全くの無料ではないことを思い知らされる。

今日の体調が良く、フードバンクの受け取りに成功した暁には、またレポートを書こうと思う。

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