年代による変化、今ある食材を生かす。
17歳から37歳くらいまでの20年間が、生命体として人間の全盛期ではないかと、個人的には感じております。
この世に生まれ、成長し、
生命力や回復力が豊かな時期を過ごし、
やがて年老いて、死んでゆく。
人間という生命体は、そのようにプログラムされているようです。
ただ、人間は本能だけで生きておらず、経験を積み、技術や知識を身につけていきます。
30代前半くらいまでは、才能・若さ・勢いが優勢。
ですが、30代半ば以降は「習慣」の占める比重が大きくなっていく。
ときどき本気を出すと凄いヤツは、若さや勢いが失われるとキツイ。
やり続けることを習慣にしてきたヤツは、30代半ば以降も伸びます。
また、馬力で量をこなすスタイルは、40歳前後で壁にぶつかり通用しなくなってくる。この時期に戦い方を変えていかないと、41~42歳で破綻しかねないというのが(男性の場合)厄年の意味だと解釈しています。
そして40代半ばを過ぎると(たとえ健康に気をつけてきた人でも)耐用年数を過ぎた機械のように、あちこちがガタついてきます。
視力が良くてメガネいらずで生活してきた人も、近くが見えにくくなってきたり。ごく日常的な動作なのに体に痛みがはしって愕然としたり。
赤ちゃんから少年少女の時期が上りのエスカレーターだとすると、
40代半ば以降は下りのエスカレーターが徐々に速度を増してきます。
新たな技術や知識の吸収力も、低下していくのが現実。
変化の速い時代ですから、最新の流れはある程度、知っておく必要があります。されど、馬力や吸収力が低下していくなら「足りない足りない」と焦って新しい武器を手に入れようとするより、いま自分が持ち合わせている武器をうまく組み合わせて使うことを、工夫したほうが良いでしょうね。
料理にたとえるなら・・食材を増やすことは、手段であって目的ではありません。大切なのは美味しい料理を作れるか、どうか。
新しい食材の仕入れを絞っても、
今ある食材を生かして美味しい料理を作るようにしていきたいものです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。 貴重なサポートは活動費や養育費として使わせていただきます。