#宇宙俳句 世界、日本、洗面所から平和と愛の春の三句
待ちわびるウクライナに咲く春日傘
季語 春日傘
美しい春日傘を平和の象徴として詠みました。
たくさんの春日傘が咲きますように
春日傘をさす余裕のある日々が全世界に訪れますように
心より平和・安寧をお祈りしております。
さんてつの復旧列車花追風
季語 花追風(はなおいて)
プレバトの中田喜子さんがご自分で作られた季語です。
2019年5月に初披露されて、2022年の春光戦予選にも花追風で投句されました。
結果は予選敗退だったのですが、夏井いつき先生が手直しをされると、ぐっと描写が際立ちました。そして、「花追風という季語、どんどんお使いなさい」とおしゃっていました。
花追風
映像、色も香りも、体感、肌感覚も感じられる。
そして希望も感じられる春の季語。
追風の意味は、背中から吹く風、順風。人生の追風。
(花の)香りをほのかに伝える風 (『源氏物語』の用例より)
歳時記に載ったらいいなと思い、使わせていただきます。
三陸鉄道の復旧列車
〜震災5日後に車両を走らせ、被災者を勇気づけた復興のシンボル〜
岩手県のリアス式海岸に沿って、およそ100キロを走る三陸鉄道。通称“さんてつ”の名称で親しまれ、長らく地元の足として活躍してきたこの鉄道は、3月11日の地震による大津波によって鉄路や駅舎に壊滅的な被害を受けた。しかし震災から5日後には早くも一部路線で運行を再開。被災者を勇気づけた鉄道マンたちのこの迅速な行動は、地元の住民はもとより、全国からの復旧を望む声へとつながった。
NHK東日本大震災アーカイブスhttps://www9.nhk.or.jp/archives/311shogen/summary/rec/01/
つややかな吾子の髪編む春時雨
子どもの髪の毛、つるつるしていて、三編みしようとすると、するっと逃げて
いきます。
思春期を迎え、細かった髪の毛が艶やかに変わり始めています。
正直言って、髪編むの苦手です。
でも、髪を編ませてくれるのも、あと何年か。
短い貴重な、今しかない朝の時間を詠みました。
季語 春時雨(はるしぐれ)
時雨とは、冬の最初の頃、晴れていたかと思うと急に降りだし、やんだかと思うとまた降りだす短時間で変わる通り雨のこと。
春時雨には、明るさと艶やかさ、春の訪れの喜びや清々しさも感じられる。
思春期のめまぐるしさと、喜び、清々しさ。
黒髪の艶やかさを春時雨の季語に託しました。
吾子《あこ》の髪編む
あ、あ、としました。
吾子《あこ》の髪結う
との違いも感じていただけたら。
かっちー。さん、クルーのみなさま、ありがとうございます
世界、日本、洗面所の平和と愛の春の三句。よろしくお願いします。
夏・秋・冬・春 4回目の参加となります。
#宇宙俳句 #ラブあんどピース
写真はフリー素材からお借りしました。