【重要】ものづくり補助金の「目標」、ちゃんと設定できている?
皆さんこんにちは!起業・創業コンサルタントのようしゅう|中小企業診断士です。
子供たちの夏休みも終わりに近づいてきましたね。
もうすぐ多くの企業にとっても忙しい9月に突入します。
本日は、タイトルにもある通り、ものづくり補助金の目標設定について書こうと思います。
皆さん、意外と知らないんですが、「ものづくり補助金」は他の補助金と異なり、実績報告時に【目標の検証】という作業があります。
とても重要ですので、ぜひ考え方をお伝えできればと思います。
ものづくり補助金の仕組み
ものづくり補助金15次締切分の実績報告が9月29日に迫っています。
そろそろ実績報告の準備に取り掛かっている方も多いのではないでしょうか。
皆さん、ものづくり補助金と、他の補助金(事業再構築補助金や小規模事業者持続化補助金など)との決定的な違いをご存じでしょうか?
それは、【定量目標の検証】です。
他の補助金でも、補助事業の効果として「目標設定」を行っていると思います。
例えば「事業再構築補助金」の公募要領には下記のように書いてあります。
「成果目標の達成に責任を持って…」と書いてありますが、実際のところは、計画時に設定した目標が達成できなくても返還するような規定はなく、達成しなくても実質【お咎めなし】です。
例えば、定量目標には「売上高」や「客数」などが該当するかと思います。
ものづくり補助金は【効果の検証】という工程
事業再構築補助金の補助金受給までの流れをご覧ください。
ご覧の通り、【交付決定通知】⇒【補助事業完了】⇒【実績報告】⇒【審査・実地検査】⇒【額の確定通知】(補助金額の確定)となっています。
一方、ものづくり補助金の補助金受給までの流れをご覧ください。
【交付決定日】に続いて【発注・契約】⇒【納品】⇒【支払】というのが、【補助事業完了】に該当しますが、その後に【効果の検証】という項目があるのがお分かりでしょう。
細かな文言は違えど、明らかに〝工程がひとつ多い〟ことが分かります。
【効果の検証】とは
果たしてこの【効果の検証】とは、どういうことなのでしょうか???
補助事業の手引きには次のように示されています。
設備を導入したことを報告するだけではダメで、【設備導入後にどれだけの改善につながったのかを事業完了期限内に検証する】ことが必要となります。
これはイメージしやすいように【実例】で紹介したいと思います。
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