分かりやすい事業計画書の作り方|事業再構築補助金・小規模事業者持続化補助金
皆さんこんにちは!起業・創業コンサルタントのようしゅう|中小企業診断士です。
突然ですが、皆さんは補助金の事業計画書で「伝えたいこと」がちゃんと審査員に伝えられていますか?
事業計画書は文字だけでなく、図表、写真などを駆使して表現することが求められます。
そこで本日は、私が実際に補助金の事業計画書づくりで使っているテクニックをお伝えしたいと思います。
かなりマニアックな内容になりますが、使えるものもあると思いますのでご容赦ください笑
分かりやすい表現って何???
補助金の事業計画書は多くの場合、フリーフォーマットであり、記載する項目は求められていますが、書く内容(どのように表現するか)は人によってさまざまです。
例えば事業再構築補助金の公募要領には「必要に応じて、図表や写真等を用いて、具体的に記載してください」と書いてありますが、じゃあ具体的ってどうやって書けばいいの?という声が聞こえてきそうです。
実際、私がこれまで見てきた事業計画書の中には、「図表等を一切使わず、文章だけで書いている方」や「箇条書きをふんだんに使っている方」「パワーポイント形式でプレゼン資料みたいな方」などもおりました。
これはどれが正解ということはなく、本当に人それぞれで、まずは自分に合っている形式をお勧めします。
最も大事なことは「分かりやすい=審査員に伝わっているか?」ということです。
私の場合は、基本は「文章」で表現します。
よく、「箇条書きを多用した方がいい」という声も聞いたりしますが、箇条書きは相手の捉え方によってイメージが全く変わってしまうため、私はあまり使いません。
文章(特に日本語)は、細かなニュアンスまで詳細に表現できるため、とても便利です。
しかし、文章だけだと見る方が疲れてしまうこともあるのは事実です。
分かりにくい文章は「言葉が大きい」
文章メインで事業計画書を書かれていても、「分かりにくいなぁ」と感じることはよくあります。
私の経験上、そんなときには大概「言葉が大きくなっている」と思います。
※言葉が大きいとは?
言葉が大きいとは「抽象的な単語」という意味です。
下記の文章をご覧ください。
一見すると、補助金でよく見る言葉で、特段問題ないようにも見えます。
しかし、本来こうした「業務効率化」や「生産性向上」には複数の要素が含まれているはずです。
その証拠に主語に当たる「●●」を変えてみましょう。
このように主語を変えても通用する文章というのは、審査員には明確なイメージが見えていないということです。
では、審査員により具体的なイメージを持ってもらうにはどうしたらいいかというと、次のように表現します。
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