回顧:事業再構築補助金【第12回】の申請を終えて
皆さんこんにちは!起業・創業コンサルタントのようしゅう|中小企業診断士です。
本日、7月26日(金)18:00に事業再構築補助金【第12回公募】の申請が締め切りとなりました。
私は今回、2件の申請支援をさせていただきました。
まさかの申請直前期に新型コロナに罹患してしまい、お客様にもご迷惑をおかけしながらも、なんとか締切りまでに申請することができました。
本日は、実際に申請をしてみて、これまでとの違い、戸惑ったこと、感想などを振り返ってみたいと思います。
①採択されるのは4件に1件!??
前回(第11回公募)の公募締め切りは2023年10月6日でしたので、実に9か月ぶりの申請となりました。
実感としては「もう、そんなに経ったの?」という感じでした。
事業再構築補助金の公募自体は間隔が空きましたが、採択された方の交付申請やら実績報告、事業化状況報告などに絶え間なく携わっていたためだと思います。
全然、久しぶり感がなかったです。
前回の採択率は26%でしたので、4件に1件くらいの採択率です。
最近の補助金の傾向を見ると、おそらく今回の採択率も30%前後の水準になるのではないかと予想しています。
こうなると、もはや専門家(中小企業診断士)同士の戦いになってしまいますね。コンサルに依頼しないと採択されない補助金って、果たしていいのやら悪いのやら…。
②実際に事業計画書を書いてみて
私は今回、2件、事業計画書を作成し、申請支援させていただきました。
これまで1回の公募で4~5件書いたこともありましたが、それでも今回の2件の方が圧倒的に時間がかかりました。
それはやはり「審査基準」が大幅に改定されたからです。
おそらく国では、これまで数多く出回っていた「補助金による重複案件」を懸念しており、今回公募では市場・競合調査に重きを置いています。
過去記事でも何度か触れましたが、特に「競合の捉え方」にとても配慮されています。
競合を単なる「同じ業態」だけではなく、代替製品など「似たような業態」にまで網羅的に調査する必要があり、競合との差別化を意識した上で、ビジネスモデルを組み上げるのがポイントと感じました。
これって、つまり、環境分析、戦略立案、施策立案という一連の流れを示す必要があるんです。
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