もう熱湯の中に指を入れなくても大丈夫!視覚障害者がお湯を注ぐ方法まとめ!
日常的にさまざまな危険に晒されている視覚障害者ですが、家の中でも大きな事故につながるリスクはあるが、やらなければならない動作の一つが『お湯を注ぐ』です。
ちょっとコーヒーを飲みたかっただけ
お腹が空いたからカップラーメンを食べたかっただけ
こんなことでも大火傷をする危険があります。
今回は安全にお湯を注ぐための方法をまとめてみたのでぜひ活用してみてください!
どんな危険があるの?
まずは、どのような事故が起こるかについてですが、こちらは私の実体験&考えられる事故を思いつく限り挙げてみます。
1. **やけど:**
お湯を注ぐ際に、手や体に熱いお湯がこぼれることによるやけどが起こる可能性があります。
体験談
マグカップに注ごうとしてポットを傾けたら、お湯の方向が思ったよりも放射線状で手にかけてしまったことがあります。
2. **器具の転倒:**
ティファールなどの調理器具が不安定な場所に置かれ、転倒してお湯がこぼれたり、器具自体が傷ついたりすることがあります。
体験談
実際にティファールを台座に置こうとしたら、しっかりセットされてなかったために、熱湯入りのまま床に転落しました。
3. **お湯の量の誤判断:**
お湯の量を正確に判断できず、容器が溢れる、または不十分な量しか注がれないなどの問題が発生する可能性があります。
体験談
これはカップラーメンで起こりがちで、お湯を注いでいるときに溢れたお湯が添えていた手にかかってしまったり、お湯が足りなくて上の方がふやけずガリガリだったりします 笑
4. **熱い表面に触れる:**
沸騰したお湯を注ぐ際に、熱い調理器具やカップの表面に触れてやけどをすることがあります。
体験談
やかんでお湯を沸かした時に持ち手の部分が見つけられずに本体に触ってしまったことがあります!あれはめっちゃ熱かったので怖くてティファールを買いました!
5. **注ぎすぎ:**
注ぎ過ぎたお湯がカップの外にこぼれることで、周囲の床や机などが濡れる可能性があります。
体験談
そうそう!これ!カップラーメンでやると油を含んだ液体が溢れて、あっちこっちぬるぬるしたり、熱々のお湯が足に降り注いだり!一番気をつけたい事故です。
6. **障害物との衝突:**
お湯を注ぐ際に周囲に障害物がある場合、それにぶつかることで器具が倒れたり、けがをする可能性があります。
体験談
ティファールでお湯を注ごうとしてヒジが上がったところに棚があり、ぶつかった表紙にティファーるが大きく揺れて中身のお湯が飛び出たことがありました!あの時は周りの人にもかかってないかと焦りましたっ!安全
ティーポ
ティファール・やかんで安全に注ぐ方や、
ティファール・やかんで注ぐ場合
注ぐ時の勢いを毎回一定に保つことができないため、最初から沸かすお湯の量を調整するのが一番安全で簡単です。
・使用したいマグカップなどに水を入れ計量してからティファールに移し沸かす。
・複数個のカップに注ぎたい場合は、少しずつ注ぎ、ティースプーンなどで表面をたたきどれくらい入っているかを確認します。
・カップラーメンの場合、蓋を半分まで開け、なるべくめくれている蓋の部分で指をガードしながらカップをおさえます。ゆっくりと注ぎ、箸などで表面をたたき確認します。かやくなどがふわふわと浮いていればわかりやすいです!
ウォーターサーバーで安全に注ぐ方法
ウォーターサーバーがある程度一定の速度でお湯を注いでくれるので、秒数で注ぐことができます。
ただし、これは慣れるまでは危険なので、カップの側面に手を添えて温度を確認しながら注ぎましょう。
・側面を触ることで温度で確認
・ティースプーンで表面を叩いて確認
・秒数で測り微調整。このときは少し足りないくらいで調整すると安全です。
便利アイテムを活用する
マグカップなどのふちに引っ掛けておき、一定のラインまで達すると音声で教えてくれるアイテムが何種類か発売されています。
ただし、これらは材質がまちまちなので、カップラーメンなど塩分の強いものに使用すると錆びてしまうものもあるようですのでお気をつけください。
それと、現在発売されている商品はほとんどが本体は防水ではないものが多く、洗剤で洗えないことがあるようですので、衛生面などが気になるところでもあります。この点については、今後改善されることを期待してます!
ぶっちゃけトーク!
お湯を注ぐという簡単な作業のために専用のアイテムが製作されていることにも驚きますが、たしかにお客さんの飲み物を注ぐのに量は気になりますよね!
それに、冷たい飲み物なら指を突っ込んで計量してる方も多いと思います。
自分の分なら全然これで問題ないのですが、人のとなると気になっちゃう!そんな優しい方のために製作されているのだと思いますので便利に活用してほしいです。
実は、私も一つ購入したものがあります。
私の場合はカップラーメンを作るのにやけどしてしまい、安全に作る方法として購入しましたw
ただ、これは記事でも書いた通り、洗えないんですw
ラーメンみたいな油の入ってるものを測ってから、お茶を計りたい時とか嫌すぎて使うのをやめちゃいました!
濡れた布巾でぬぐってくださいって・・・最初に知っていれば買わなかった!
しっかりと詳細を確認しなければと学んだので次回からは便利そうなアイテムがあってもしっかりと確認することにしますっ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?