Mandola(マンドラ)

文学、アート、楽器、ダンス、古代史、神話、茶道、インテリア… 趣味と仕事は完全に切り離し、現実世界ではお堅い仕事に従事。 本来の自分を取り戻すため、時々エッセイなどをつらつらと。 カフェラテとチョコレートに目がない。猫がほしい。

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文学、アート、楽器、ダンス、古代史、神話、茶道、インテリア… 趣味と仕事は完全に切り離し、現実世界ではお堅い仕事に従事。 本来の自分を取り戻すため、時々エッセイなどをつらつらと。 カフェラテとチョコレートに目がない。猫がほしい。

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    日々感じたことを短歌で投稿します。 はじめたばかりです。

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    短いエッセイ集。 メインテーマはライフスタイル、大人の恋愛、癒し系マインド。 オカルトもあったりします。

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小鬼がいなくなった

オカルトな話をしようと思う。 子どもの頃、私が住んでいたある東南アジアの国では、ドワーフという存在が信じられていた。 良い「白いドワーフ」と、悪い「黒いドワーフ」がおり、誤って黒いドワーフを踏むと、呪いがかけられてしまうというのだ。 母が、当時我が家に勤めていたドライバーさんからこの話を聞きつけたのだが、当然ながら最初はからかわれたのかと思ったらしい。 しかしその話を、家で働いていたメイドさんにしたところ、彼女も当たり前のように信じていたという。 さらに聞き込みを進めると

    • あなたの町は、何色ですか?

      衣食住の「住」とは、狭義には部屋という箱を指すが、広義には町のことを指すのかもしれない。 私は今住んでいる町に越して早二年が経つが、それなりに気に入っている。 都心で交通の便も良く、生活に必要なものは手に入り、その上、近くには大きな公園がある。 お洒落でおいしいカフェやレストランも沢山あるので、週末は他所の街から沢山の人が訪れる。 でも、二年以上経ったある時、全然知らない道を見つけた。 それも、家から6分ほどの道で、この辺りは把握している、と思っていたエリアにあった。

      • 恋人えらびはコーヒーえらび

        恋人えらびはコーヒーえらび、甘い香りと苦みと酸味。 どちらも私を夢中にさせる。 今私の家にあるコーヒー豆は、コロンビア産。 家から3分ほどの場所にあるコーヒースタンドで買った、ちょっとお高い質のいい豆だ。 私はコーヒーを入れる時、少し濃いめに出して、ミルクをたっぷりと入れる。 この豆は風味がしっかりとあるので、ミルクに負けることがない。 苦すぎず、酸味は少し足りないが、豊かな香りが補ってくれる。 安定感抜群の優秀な豆だ。 でも次に買う時は、別の豆を選ぶだろう。 自宅近くで

        • 雨の公園を歩く―非習慣に癒される―

          雨の公園を歩くのが好きだ。 疲れた頭をスッと空っぽにして、ひんやりとした空気を、嗅覚・触覚・ 視覚・聴覚 で感じる。 自分と外界との距離を、適度なものにスルスルと整えてくれる気がする。 最近は、夏の暑さと仕事の忙しさで、しばらく公園に来ていなかった。 仕事が忙しいと、頭が完全にキャリアモードになるようで、休憩中やプライベートの時間でさえも、仕事に役立つ情報をネットサーフィンしている自分がいる。 あるいは、人生を豊かにする、より効果的なプライベートの過ごし方を求めて、ライフハ

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          つぼを買った。―"無駄なもの"を愛でるとは―

          つぼを買った。 一週間は幸せな気持ちで過ごせるだろう。 初めてこのつぼに出会ったのは、2年くらい前だろうか? 別の会社で働いていた頃のこと。 お気に入りのガーデンショップの隣、お花屋さんで売っているのを見つけた。 言いそびれたが、このつぼは私の人差し指から親指の付け根までの大きさ。 そう、超ミニサイズ。 初めて見た時は、かわいらしいけど使えない、この世界観は分かるけど、まだこの子を受け入れる体制が私には整っていない、と思った。 シンプルに言うと、私には大人っぽすぎた。

          つぼを買った。―"無駄なもの"を愛でるとは―