40歳のあなたへ~お楽しみはこれから~
noteでやりとりのある方の記事に40歳になるという記事があって、それを読んでいるうちに「人生の正午」という言葉を思い出した。
人生を80年と考え、24時間の時計に合わせて考えると、ちょうど40歳が人生という時間の流れの中で昼の12時にあたるというもので、ユングが提唱したと言われている。
最近は人生100年時代となり、50歳を人生の正午とする考えもあるようだが、健康年齢を考えると個人的には40歳が人生の正午というのがしっくりくる。
40歳が正午という言葉を聴くと、年齢が高い人たちはもう、人生後半戦、下り坂みたいなイメージになるかもしれない。
ユングもここを境に、前半戦とは違う意識を持つ必要性を話しているけれど、それは意識を変えることで、これまでと違ったものが見えてくるからだと個人的には理解している。
そして何より、人生の午前と午後の使いでは全く違う。
私の相談業務の最初の仕事は、中高年男性の再就職支援でほぼ50代以上の方が対象だった。応募の年齢制限なども多く、年齢のせいでうまくいかないと落ち込む人も正直多かったので、午後のほうが使いでありますよねと話していた。
なぜなら80年の人生時計で考えると、朝の6時が20歳。ちょうど自分自身で人生の選択ができる段階になる。
それ以前は、日本だとおおむね学生だったり、親がかりだったりで本当に自立している人は少ないだろう。
十分に睡眠をとって、朝目覚めて今日はどうしようかなと考えるのが、朝6時。ちょっと寝坊な人はもう少し遅いかも。
午前中からいろいろ動く人もいるけれど、人によっては午前中はゆっくりしたり、必要なことをしたりしているうちに過ぎてしまうこともあるだろう。気づいたら12時なんて、よくあることではないだろうか。
年をとってだいぶかわったけれど、基本夜型の私は、若い頃は午前中はほぼ寝ているか、動く準備をしているかで、ほぼ生産性のあることはできなかった。友人たちもわきまえていて、午前中に私に電話をかけてくるような人はほぼ皆無。機能していないので、意味はない。
午後になって、ようやくエンジンがかかり、夕食後も楽しい時間が続く。人によるだろうが、午前様になっちゃうとそもそも午前の12時間より、時間が多くなる。
夕方6時は60歳の計算だけれど、午後の時間よりも夜の時間のほうがたくさんできる人もいるだろう。
80歳を超えた分は午前様と考えると、これまでの午前中の時間より圧倒的に使い出がある気がするのだ。
個人的には今の相談に関わる仕事を始めたのはまさに正午に近づくあたり。
それからいろんなことがあったけれど、楽しいことが満載の午後だった。
いろんな人に会い、
いろんなところに行って、
いろんな話をして、聴いて、感じた。
これからは夜の時間帯に突入。
夜しかできないこともたくさんあると考えると、ワクワクしてくる。
夜景も花火も大好きなのだ。
これから40歳になるあなたへ、
そして40歳だったあなたへ。
お楽しみはこれからです!
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