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転職より難しいこと

何か月か前から靴を買おうと思っているのだけれど、なかなかちょうどいいのがみつからない。

我慢して履いている靴は、かなりかかとがすり減って見栄えもよくないし、だんだんバランスが悪くて転ぶんじゃないかという感じになってきている。

今週は左の肩甲骨に痛みが出たかと思えば、持病の腰痛も出てきたりして、このところの気候の変化だけではなく、すり減った靴のせいではないかと焦りは増すばかり。

別にブランドなどのこだわりはないけれど、1日8千歩ぐらいが標準の歩数で、もっぱらウォーキングシューズ的なものを愛用している。

靴底の修理とかができないため、あまり高いものではないのを履きつぶす感じにここ数年なっている。

ウォーキングシューズならいくらでもあるのでは、と言われそうだが、実はわたしの足は幅は普通だが、甲が薄いタイプで、シューフィッターの人からは「こんにゃく足」と言われた足なのである。ぐにゃぐにゃして靴にあってしまうので、かえって外反母趾など足の病気になりやすいので気を付けるよう言われている。

そんな話を聴いたのは、社会人になって立ち仕事をするようになった時で、だいぶ昔なのだが、言われてみると心当たりがありすぎて、あまりにも納得だった。

それまで自分にとっては、靴って痛いものだと思っていた。痛くない靴にあったことがなかったのである。

そのお店はウォーキングシューズのお店ではなかったが、(そもそもウォーキングシューズの店というものが世の中にほぼ存在していなかった時代である)中敷きを何種類も駆使して足に合うようにしてもらって、初めて私は快適に履ける靴に出会ったのだった。

今はシューフィッターという言葉も定着し、コンフォートシューズやウォーキングシューズが気軽に買える時代になっているのだけれど、実は世の中に出ているコンフォートシューズやウォーキングシューズの大半が、甲高幅広の方向けである。

外反母趾のイメージが強いのか、快適=締め付けないになっていて、3E、4E、はては5Eなんていうのもあるのだが、甲が薄い人間にとっては、全然快適ではないのだ。靴の中で足が動いてしまったり、当然ながらフィット感が全然ない。

もう、靴屋を見ると入ってみるというぐらい、靴探しは習慣化されているのだけれど、本当にこれでいいと思う靴にあうのは、本当に少ない。

それでもなんとか、いくつかの買うお店が決まっていたのだけれど、ここ数年何かあったのかと思うぐらい、それらの店が閉店していき、今は決まったお店がない状態なのである。

この状態が続いていて、新しい靴が買えないため、ある靴を回してなんとか過ごしていたのだけれど、冒頭のようにそれもままならない状況になってきた。

こうなるともうオーダー?
とかも考えるのだけれど、お値段のこともあり、なかなか気軽には踏み切れない。

ちなみに友人がシューフィッターをしていて、その店に行けば、自分の足にあった中敷きをオーダーで作れるのだけれど、普段自分が買っている靴が3足買える値段である。

う~ん💦

わたしにとっては、目下のところ、合う靴に出会うのは転職より難しいことになっている。

どこかに甲薄の人向けの快適な靴がないものかと靴屋をみると覗く日々がまだまだ続きそうである。

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