2020年9月2日 MRが変える製造現場?
こんにちは。ハッピーくんです。
本日はこの記事です。
MRが変える製造現場:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63322610R00C20A9TJ2000/
装着すると複合現実(MR)が見えるゴーグル型端末が、製造業の最前線で使われ始めました。
8月、埼玉県日高市にある西武鉄道の武蔵丘車両検修場。電車の整備を請け負う堀江車輌電装の男性社員が、電車のユニットブレーキを手入れしていました。ヘルメットの下に米マイクロソフト(MS)のゴーグル型端末「ホロレンズ」を装着しています。
作業員が手に持つのは支点ピンと呼ばれる部品。ホロレンズ越しに見つめると、部品の周囲の空間に支点ピンの特徴や取り付け手順が映し出される。「次へ」という文字に視線を2秒合わせると、説明文が切り替わり、レンズの映像を参照しながら、実物の支点ピンで作業ができる。作業員は「紙の説明書のように油汚れを気にしなくていい」と満足げのようです。
同社は創業53年の中小企業で、ベテランの技能伝承が課題になっていました。
「『背中を見て覚えろ』という手法は個人差が激しい」(堀江泰社長)。だが紙のマニュアルにすると何百ページにも及ぶ。そこでホロレンズを使ってみることにしたとのこと。
ユニットブレーキの分解など127工程をMRとして表示できるよう、2年かけてホロレンズ用のアプリを開発。
8月に本格導入し、新人からは「先輩が忙しくても疑問が解ける」「工場以外でも練習できる」と好評です。
アプリ開発などに数百万円がかかったが「技術承継の効率化を思えば高くない」(堀江社長)。
MRとは、現実の景色に仮想の映像などを重ね合わせて操作する技術のこと。専用のゴーグル型端末を使うのが一般的です。人気のスマホゲーム「ポケモンGO」で使われる拡張現実(AR)と比べ、複雑な情報を表示できるのが特徴です。
ここに来て遠隔で会議をしたりすることも増えてきており、コミュニケーションのリアルさが無くなってきていますが、このような技術が進めば、あたかも目の前にリアルな人がいるかのような状態で会議などを行えるかもしれませんね。
それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ハッピーくん