2020年8月10日 排熱を蓄えるセラミックが開発された?
こんにちは。ハッピーくんです。
本日はこの記事です。
廃熱を蓄えるセラミックス:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62457550X00C20A8TJM000/
東京大学の大越慎一教授らは東京工業大学やパナソニックなどと共同で、セ氏100度以下の熱を蓄えるセラミックスを開発しました。
例えば、火力発電所などから出る高温の熱は再利用され有効に使用できていますが、低い温度の熱の多くはほとんど使われずに無駄になっているのが現状です。
開発された新しいセラミックスで熱をためることで、廃熱の有効活用につなげたい考えです。
五酸化三チタンというセラミックスで、チタンの一部をスカンジウムに置き換えることで、セ氏38~67度までの熱を取り込むと結晶の構造が変わり、形状の変化で蓄熱できるしくみです。
極低温まで下げても構造は変化せず、理論上は熱は逃げません。
熱を取り出すときは圧力をかけて構造を変え、熱だけを放出するようです。
火力発電所などで発生する熱エネルギーの70%は熱水のような形で海や川へ放出されているため、開発したセラミックスで熱を貯蔵する装置が実現できれば、廃熱をさらに効率よく活用できるかもしれませんね。
廃熱により化学構造を変化させ、必要な時に熱を取り出すことが出来るという考え方は良いですね。
一つ疑問なのは熱を取り出す時に圧力をかける必要があり、それがどれくらいエネルギーが必要なのかが気になります。
それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ハッピーくん
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