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農業家への第一歩

2011年。私の人生に変化が訪れた。

社長

「これからは、カンボジアです。場所はもう決めてきました。」



・・・・


「ふーーーん。」



・・・1年後


私はカンボジアに居た。。。


当初の仕事は農業。。。
と言っても、農業をした経験ほぼ0...
実家の家庭菜園の手伝い。親戚の苺栽培と牛の肥育を見たことがある程度。
とても農業者と言えない。

ましてや元海上自衛官!


まー、行くからには勉強しとかないとと思い。色々調べた。
苺、鶏、豚、野菜、土、カンボジア.....


ネット上にあふれる情報を調べた結果、

「土壌はラトソル。栄養素がほぼ無い。」
「酸性土壌(PH4前後)。農業に向かない(PH7前後が良い。)
「日本の様な資材が無い」


もう一度言っておくと、元海上自衛官!



・・・何処にも農業をする要素が見つからない。



が、まがりなりにも数か月勉強したから何とかなるかも?
とちょっとなめてた。。。


2012年12月。社長と共にキリロムへ!


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こんな山奥で建設始まってた!

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こんな山奥で、小さいながらもすでにパイナップルや野菜を作っていた!

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しかし、山奥なので、大きな畑は無かった。。。。。

数日後、私を残して社長はプノンペンへ。



一人残された日本人兵・・・・



英語もクメール語もままならない日本人に基本、現地スタッフは笑顔で優しかった!


「ボンラエン 二 チュム エケ。(この野菜の名前は何?)」
何を聞いても答えてくれた。


しかし、畑の開墾を依頼すると「ロボール ボンテッ!(ちょっと忙しい)」
と、なかなか手伝ってくれない。。。


たしかに彼らにも与えられた仕事があり、急にやってきた日本人を手伝う義理はない。


数日後、一向に進まない開墾。


ヤバイ!このままでは畑が出来ない。


・・・・・


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自分で開墾することにした!


見よう見まねで練習。


1時間後・・・作業開始!



まさか、カンボジアで建設機を使う人生が待っているとは、人生分からないものである。


数日後60m*30m程度畑が出来た。(残念ながら写真が無い!)


次の仕事は肥料作り!
社長の方針はオーガニック!化学肥料は使用できない。


堆肥?液肥?作ったことない!

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大量の牛糞を見ながら、

子供のころ、両親が、肥溜めの糞尿を畑にまいていたなーと、記憶が今になってよみがえる!

ちゃんとお手伝いしておけばよかったーー。
と、カンボジアの山奥で後悔!


色々と勉強していたら、社長が連れてきた新たなスタッフ。この男!

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私の救世主だった!ありがとうーーー!

カンボジアの農業大学卒業したスタッフの加入によって、私には一緒に農業を考えて作業をするスタッフが出来た。

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1か月後、曲がりなりにも、野菜栽培を開始。

日本を出発するときに、何とかなるかもと甘く見ていたキリロム農業。

害虫、病気、土壌、気候、肥料と多くの問題はあるが、一つずつ改善していきたい。

                           2013年頃













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