社会の課題解決を冒険感覚で楽しむ
社会の課題解決って聞くと、ちょっと大それた肩肘はるようなイメージを持ちがちだけれど、取組事態は以外にシンプルだったり、何気ない行動を少し見直すだけで解決に繋がるものも多かったり。持続可能な地球の未来に向けた様々な社会の課題も冒険感覚で、楽しめる仕掛けがあるとより多くの人を巻き込めそうですよね。社会の課題解決を冒険感覚で楽しむ取り組みをシェアします。
海洋プラスティックごみの削減
海洋プラスティックごみの削減は、海に囲まれた沖縄に住む私にとっては身近な社会課題のひとつ。海に囲まれているとは勝手な思い込みで、実は海洋プラスティックごみに囲まれていた?!、なんてことが目の前まできているんです。
海洋プラスティックごみ始めとするその課題解決の動きが日本でも加速してます。削減するための企業への義務や努力目標を課すことも大事ですが、その解決にもっと多くの市民を巻き込み、自然にあたり前に、もしくはイベント的に楽しみながら行動できるとよりいいのにと願うばかりです。
「海賊」が川を救う?!
やっぱりあるんですね、世界には。
社会課題を解決することを得意とする環境団体HUBBUBとコカ・コーラ財団がタッグを組んだ河川の清掃プロジェクト「TRESURE YOUR RIVER」。
新型コロナウイルスの蔓延による外出の制限により、イギリスでは産業廃棄物や生活廃棄物の回収業者が休業し、不法投棄が急増、コロナ禍前の3倍にも増えたという。海洋プラスティックごみの8割が陸上から雨などで河川に流れ海に流出していることもあり、深刻化する海洋汚染に拍車がかかることをストップしようと両者が立ち上がったとのこと。
「TRESURE YOUR RIVER」は、
プロジェクトのユニークな点は、「海賊」をテーマに、リサイクルされた小舟でボランティアたちが河川の清掃を行うことだ。「海賊」となった一般市民のボランティアたちは、「プラスチック釣り」と銘打ったプラスチックの回収や、陸上での清掃活動を行う。
ロンドンのテムズ川をはじめ、ブリストル、エディバラ、マンチェスターなど主要都市に流れる河川で95トンの廃棄物を回収、90トンの海洋流出を防ぎ、各河川を「遺産」として構成に残すことを目指している。
この記事を紹介してくれたのは、エンピツカフェさんのこちらの記事から↓↓↓
冒険が地域を変える「まちかどギルド」
日本国内でもそんな冒険感覚で社会課題を解決する取り組みがあるかな?と検索するとありました!!その名も
まちかどギルド
まちの用事=クエストを頼みたい人、そのお手伝いをしたい人(冒険者)をマッチング!! そのマッチングを担い信頼関係を築く場所が「ギルド」
「まちの支えあいを増やす」をコンセプトにまちづくりを若者など多世代で楽しめるように考案されたマッチングアプリで、地域密着型のソーシャル・ビジネスとして展開中。
「まちの用事」は、独居老人の買い物代行やおしゃべり相手、草むしりや雪かきといった求人情報誌にはさすがに載らない「まちの用事」を学生や地元で何かしたいけど動き方がわからない方、空き時間をまちのために使いたい人などに利用してもらうもの。
その他にも「まちかどルート」という「まちかどギルド」のサブクエスト版で、好きな時間にオンラインで気軽に参加できるアプリも。
みんなの日常からちょっとした一日一善やおつかいなどをお題にしてサブクエストを作り クリアしあうことで世界がちょっと明るくなる、そんなリアルRPGアプリです。 いろんなつぶやきも投稿できるので冒険者(ユーザー)たちの “今” がわかります
サブクエストをクリアすると、経験値がたまってレベルアップ!やるたびにポイントも増えて、ギルドで何かと交換できるという。
コロナ禍で人との関わりが分断され、孤立感を抱き自殺者が増えたりという課題に対しても、解決のきっかけになるようなユニークかつ楽しくなる取組。身近なところで、誰かに直接役立つという貢献感もあり、ジワリと大きく広がって継続してほしい。そのためにも冒険感覚で楽しめる要素はポイントの一つ。もっと増えてくることを期待したいですね。