いま思うベストな選択を
「なかなか決断できない」という経営者からご相談をいただくことがあります。「それが一番の仕事じゃん!」とツッコミを入れたくなることもありますが、なるべくしてなったのではない経営者ほどその傾向があるようです。その時にお伝えする「今、あなたが思うベストな選択を」について綴ってまいります。
決断力がつく5つの方法
この記事は、ワダなおさんの「決断力がつく5つの方法【克服方法】失敗を恐れず、今を生きよう!」にインスパイアされたことからです。記事はこちら↓↓↓
私自身も腹落ちしましたが、ワダなおさんの『決断力がない人の5つの特徴
1.自分の意見がない
2.こだわり(執着心)が強い
3.明確な判断基準がない
4.周りの目を気にしすぎる
5.リスクを冒さない
決断力のない方は、やはり「自分の意見=自分軸が定まっていない」、周りの目を気にしすぎる、他者に決断を求める傾向にもあり、結果、判断基準がぶれている感じでしょうか。そうかと思えば「そこ?!」とツッコミたくなることに拘りがあったりします。
自分のせいでこんな結果になった、と言われることを恐れているようです。失敗することが「自分はだめな人間だ」と人格否定や自己肯定感や自己受容感の低さも背景に見え隠れします。
決断を先延ばしにすることのデメリット
ただし、経営者として又はリーダーとして、決断を先延ばしにすることのデメリットは組織マネジメントに大きな影響を与えることも事実です。コロナ禍が相まって不確実な時代に持続し続ける経営に、決断のタイミングで大きく明暗を分けることでしょう。
実際に、このコロナ禍で同じ業態でも、オンラインやリモート、デリバリーにさっさと切り替えて成功したり存続を難なくクリアしたところと、この状況をもう少し見据えて、周りの動きをみて、どうにもならないとわかってからどうしようかと動き出した企業は見えてきたと思います。
それ以上に、決断を先延ばしにすることの以下の3つのデメリットがあることをお伝えしています。
1.すべてが後手ゴテになり挽回がきかない
2.主体性にブレーキをかけ、行動を起こさないことも容認される3.不信感と責任転嫁は当たり前になる
有限な時間という観点からも、決断を先延ばしにすること事態がデメリットです。やるかやらないか、まずはこれだけを決めることをオススメします。決めれば行動へ切り替えることができるので、一歩も二歩も前進します。やらないと決めれば、次にすべき必要なことに時間を使うことができます。
やると決めて行動し、うまくいかなかったら修正・改善し行動する。つまり挽回のチャンスは限られた時間との比例です。
行動へのGoサインがいつ出るかは、社員のモチベーションにも影響を与えます。準備期間や考える余地があるほど主体性は引き出せますが、そのブレーキをかけられている状態で、行動しないことは自分が選択しているのではない、という自分への言い訳を紐づけてしまいます。その先にあるのは責任転嫁です。すべてリーダーが、経営者が悪いということに済ませがちです。
いま思うベストな選択を
決断力の先延ばしは、上記のような様々なデメリットがあるだけでなく、組織マネジメントに大きく影響を与えます。社員のモチベーションを低下させ、主体性を奪い、不信感も蔓延する負のスパイラルに包まれます。そのため
「いま」思うベストな選択をすること
促していきます。あれこれ決断できない背景に、どこを向いて何を判断基準にすべきかの軸がなく、迷うというすべてを凍結し浪費する時間に費やしていることは事実で、そこには何も生み出すものはありません。
少し先に変わりうるかもしれないけれど、少し見通しが見えたこの「いま」時点で思う=考え抜いたベストを選択をするということです。現時点で思うベストです。まずは決断すること。決断の先には、社員の行動がついてきますので、その状況を見て軌道修正をかける、または次の決断をするというスモールステップでの決断の積み上げです。
目的がブレずにいれば、目標の修正はもちろん、行動計画は柔軟に対応可能なものです。確実に見えてくるものも違ってくるでしょう。恐れずにいま思うベストな選択を決断してください。
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