ドラマ【一流シェフのファミリーレストラン(THE BEAR)】の感想
海外ドラマ「THE BEAR」をDisney+で見ました。
掛け値なしに最高のドラマでした。
"高いレベルでは技術よりオープンになることが大事だ。世界、自分自身、周囲にオープンになるんだ。最高の料理が最高たる理由は技術にあるわけじゃない。その料理にいかにインスパイアされるかなんだ。世界にオープンになれ。そうすれば、周囲の人に恵まれる。"
↑めちゃくちゃ好きだったシーンのセリフです。
まさにインスパイアされるドラマでした。
一気見して感動した勢いに乗じて感想を乱文で残します!
【映像】
コントラスト強めのざらついた質感でシカゴの街並み、料理がより一層魅力的に見えます。
【編集】
チャイルディッシュガンビーノ"This is America"の監督ヒロムロイさんが名を連ねていることからも分かる通り、音楽とのシンクロが気持ちいいです。キッチンの音や描写がかっこいい!割れた卵、床の汚れ、メモや時計、全カットに美意識を感じます。
短いカットの連続や、長尺のワンカットなど、挑戦的な試みがカッコ良すぎます。
【演出】
主人公の良さを別の人が伝える。この演出すんばらしいな!と思いました。人生みたいです。
本人が何かいい事を言う、とかじゃなく間接的に良いところを見せられます。演者も視聴者も。。
これがめっちゃ食らいます、とくにマーカスがコペンハーゲンで体験する事や、リッチーの成長と体験。。見た人は絶対激しく頷いていると思いますがほんとに何度も見返したくなります。
【脚本】
小さなキッチンなのに、大きな社会の縮図のようで、誰しも共感したのではないでしょうか?
ひとつひとつの会話も洒落ていてテンポよく、皮肉も楽しいです。序盤リッチーがうるさすぎてやばいですが、成長への伏線だったのかと思うと納得です。"人と関わるのが得意だ"の回収が最高にクールすぎました。
料理のシーンも多々あるのですが、個人的にシドニーが作ったオムレツのシーンが1番お腹なりました。。
自分でも再現して作ってみたのですがアメリカっぽい味で最高でした!
是非みなさんの感想も教えてください!