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1泊2日 ひとり金沢旅②🐟🍶

2024年秋、念願の北陸、石川県は金沢にひとり旅で訪れた。

1日目の記事はこちら🍀

今回は2日目の記録。
ぜひ楽しんでいってもらえると嬉しい。


Day2

日曜日。

昨日ゆったりと大浴場で疲れをほぐしたおかげで、いい目覚めである。

誰にも気を使わずぐっすりと眠ることができるのも、ひとり旅のいいところだ。

さて、朝ごはんを食べたいと思う。

私はもっぱら朝はパン派だ。
健康を意識して、最近はフルーツとヨーグルトにシリアルで済ますことも多いが、小さい頃から朝は絶対にパンだった。

早速Googleマップを開いてみると、金沢駅の中に北陸のご当地パン屋さんが入っているらしい。

しかも、そういえば昨日チェックインした時にコーヒーのサービスがあるって言ってたな。

よし、ここでパンを買ってきて、フロントでコーヒーをもらって、チェックアウトの時間まで部屋でまったりしよう。

決まり。最高の朝である。

そうと決まれば、簡単に身支度を済ませ、早速金沢駅に向かう。

「ジャーマンベーカリー」
石川をはじめとした
ご当地食材を使ったパンがずらっと並ぶ。
どれも美味しそうだ。

このジャーマンベーカリーというお店は、石川県と富山県に展開しているベーカリーショップだそうで、ご当地の食材を使ったパンがウリのようだ。

よく見ると、一部のパンにはこんなマークがついていた。

「能登のために、石川のために 応援消費おねがいプロジェクト」

なるほど。地元の食材を使っているから、パンを購入することで、石川県、そして能登半島の復興を応援できるとのことだ。

こういうのを「応援消費」って言うんだなあと新しい学びを得ながら、ご当地パンを2つ買って帰った。

こんな風に楽しく旅行をすることが、石川のためになるのであればこれほど嬉しいことはない。

私の「応援消費」が、少しでも地震や豪雨の被害にあわれた方々の力になれれば嬉しい。

部屋に戻る前にフロントでサービスのコーヒーをもらって行く。

「五郎島金時ごま塩パン」と
「能登大納言小豆の塩バターあんパン」

最高の朝だ。

急かされるものもなく、1人で綺麗なホテルでゆったりと朝食をとる。

なんて優雅なんだろう。
やっぱりひとり旅はいいなあ。

幸せを噛み締めながら、最高のモーニングタイムを満喫した。

さあチェックアウトの時間だ。
時刻は11時。

おひるごはんを食べに行く兼街ぶらをしに兼六園などがある方に歩いて行く。

本日はあいにくの曇り空だが、相変わらず暑い。

金沢は街をぶらぶらしているだけで、
近代建築っぽいものがたくさん見られて面白い。
街ぶらしがいのある素敵な街だ。
有名な尾山神社

30分ほど歩くと、兼六園の近くの繁華街的なところに出てきた。

金沢最後のごはんとなる昼食になにを食べるか迷う。

やっぱりご当地の何かが食べたいなあ。
あ、そういえば、まだカレーを食べてないな。

よし、金沢カレー的なものを食べよう。

早速お得意のGoogleマップを開くと、有名そうな、しかも評価が4.4(レビュー数は100弱)のお店が出てきた。

決まり。
早速お店に向かう。

📍洋食だいだい
石川県金沢市片町2-8-10
「ハントンライス」ってなんだ…?

こじんまりとしたお店で、中は大体10名座れるくらいの広さだった。

金沢カレーを食べにきたものの、メニューにある「ハントンライス」とやらが非常に気になる。

これまで生きてきて、聞いたことのない単語だ。

メニューによると、デミグラスソースのオムライスに、タルタルがたっぷりかかった大きなエビフライがついてくる金沢のご当地グルメらしい。

そんなの美味しくないわけがない。

金沢カレーは石川県外でも目にするが、ハントンライスは見たことがない。

せっかくなので、今回はハントンライスを注文することにした。

すごいボリュームだ!!

写真で伝わるか分からないが、エビフライが想像以上のサイズで、食べ切れるか不安になってくるくらい。

味は皆さんの想像する通りだ。
美味しい。

大きなエビフライがぷりっぷりで、たまらない。

食べていたら、新しいお客さんが入ってきて、私の横の席に座った。観光客のようだ。

「ハントンライスってなんやろ… え、これって全部エビフライなんかな…?」と私のハントンライスを横目に話していらっしゃったので、「ひとつは白身魚ですよ〜!これめっちゃ美味しいですよ!おすすめです!」とついついおせっかいしてしまった。

根はやはり大阪人だな…と痛感する(笑)

横のお姉さんのハントンライスが運ばれてきた頃には、心配も杞憂だったようですっかり全部食べ終えていた。

海鮮におでんに洋食と金沢の名物はジャンルが幅広く面白いな。

ごちそうさまでした。

お店を出てぶらぶらしていると、スーパーを見つけたので、飲み物を買うために入ることにした。

金沢で採れた野菜らしい。
気づけばカゴの中に…。

ほうじ茶をカゴに入れレジに向かっていると、「石川産の野菜!」と大々的に書かれた野菜コーナーを発見してしまった。

今日なら最終日だから野菜も買える。
ミニトマトとオクラを購入した。

ほうじ茶を飲んで体力を回復させながら、またぶらぶらとお散歩をする。

金沢城近くの魅力的な近代建築の中で📷
これが21世紀美術館らしい

事前にリサーチして行きたいと思っていたカフェに向かう。

📍Kakurezato coffee
石川県金沢市下本多町6-40-1 1F

ここのパイが世界で1番美味しいとの情報を見てやっきてきたカフェだ。

Googleのレビューはなんと脅威の星4.8(件数は200ちょい)。

恐るべし、金沢…。

店内に入るとほんのり甘い良い香りが漂っていた。
この匂いだけでコーヒーが一杯飲めてしまいそうだ。

美味しそうな焼き菓子が並ぶ
アップルパイとカスタードパイをテイクアウト

本当は暑かったしイートインで冷たいコーヒーなんかと一緒に楽しみたかったのだが、ハントンライスでお腹が満杯だったので、テイクアウトしておうちで食べることにした。

それでは、本日のメインイベントに向かいたいと思う。

やっぱりバスでICカードは使えない…。
📍to-an
石川県金沢市入江2-401
すでに体験を終えた人たちの作品がずらっと並ぶ

なんと、このたび「ひとり陶芸体験」デビューを果たした。

おひとり様行動には慣れている私だが、流石に陶芸体験を1名で予約するのは少し躊躇した。

でも、私のモットーは常に「やらぬ後悔よりやる後悔」。躊躇したのも束の間、手が勝手に動いて予約していた。

お店に入ると、優しいお姉さんが案内してくれた。

他に1人で来る人はいるのだろうか、私以外の参加者はどんな人だろうか、とそわそわしながら待つ。

私が来店したすぐ後に若い可愛らしいカップルが入ってきた。

どうやら、今回はこのカップルと私の3人での実施となるようだ。

声をかけてみようか、2人の時間を邪魔せずに1人で黙々と作業をした方が良いだろうか、ともじもじしていたら、早速体験が始まった。

最初に出迎えてくれた優しいお姉さんが、丁寧に今回の体験の流れや九谷焼の特徴・歴史について教えてくれる。

いざ体験が始まると、誰が1番最初にやってみるかとか、どんなものを作るかとかみんなで話し合う時間があって、気づけば横のカップルと仲良くなっていた。

神戸の方から来たカップルだそう。同じ関西人に出会えて嬉しい。まさしく、一期一会だ。

そんな温かい雰囲気の中で陶芸体験は進んでいく。

土を捏ねて、ろくろを回して自分の思うままに作品を作り上げていく。

今回私は花瓶を作ることにした。

時々横のカップルが「ええ!お姉さんめっちゃ上手!すごい!ほら●●君見て見て〜!」なんて褒めてくれたりする。

私も「え!お姉ちゃんのやつ形めっちゃ可愛いやん!いいなあ!」なんて返してみたりしする。

初めての陶芸はなかなか自分の思い通りの形にならないところもあったが、ろくろを回している間はこの世界のことを全て忘れて没頭してしまうくらい夢中になった。

我ながら上出来だ

最後に作品の色(色をつける工程は私たちが帰ったあとお店の方が代わりにしてくれる)と送り先を指定して体験は終了。あっという間の75分だった。

帰り際、カップルが「お姉さん!このあとは何か予定あるんですか?」と聞いてくれた。

私はあいにくこの日すぐに新幹線で帰ることになっていたのだが、よければ一緒に夕食を食べに行こうと誘おうとしてくれていたそうだ。

あまりにも嬉しかった。

またいつかどこかで会おう、お互いいい旅にしようと約束し、別れた。

なんとも心温まるひとときだった。

ちなみに作品はちょうど2ヶ月後くらいに届いた。

おまけで加賀ほうじ茶がついていた。嬉しい。

さあ、これにて金沢旅行のメインイベントは終了。

帰路に着くために金沢駅に向かう。

金沢駅前はきれいな夕焼け空が広がっていた

あっという間の2日間。
帰るのは心惜しいが、この旅の思い出を胸にまた明日からの日々を頑張りたいと思う。

「帰るまでが遠足」ではないが、せっかくならば帰るギリギリまで金沢を味わい尽くしたいということで、駅弁を仕入れることにした。

調べてみると「すずめ」というお店が有名で人気らしい。

金沢駅にある「すずめ」

このお店は塩豆大福が有名らしい。
実際に私がお店に行った時にはラスト1個しか残っていなかった。

おやつ用のラス1の塩大福と、新幹線で食べる用の駅弁を購入した。

最後の最後まで金沢を満喫

こうして私の金沢旅行は大成功のうちに幕を閉じた。

とても幸せなひとり旅だったが、あまりにも良かったので今度は誰かと一緒に訪れたいなと思った。

また、完全に北陸に魅了されてしまったので、金沢や石川以外にも行ってみたいと思った。

「30歳になるまでに47都道府県制覇」という目標達成に向けて、これからも私の旅は続く。

最後まで読んでくれて
「あんやと」

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uri
おばあちゃんと済州島に行きたい!

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