#61 自己肯定感と仲間
2021年4月22日の放送です。
前日夜にほろよいで収録のタカさんと朝と同じテンションで語ってくれている静華さん。
🔹苦手がある方が「仲間」は作りやすい
TAKAさん)
僕仲間ネタ好きじゃないですか。
仲間が好きだよね。
チームメイキングプロデューサーなんて、誰も使ってない肩書きをね、日本で初めて、多分調べても出てこないんで、日本で初めて使ってるはずなんですけど、チームメイキングをプロデュースするっていうことで、仲間作りをお手伝いさせてくださいっていうね、仕事を今始めてるんですけど。
やっぱり自己肯定感を持ちたいとか、自己実現したいとかってテーマでね、それこそ子供たちもそうだし、会社で働く人たちもそうなんだけど、なんかこう自己肯定感ってやっぱり良い仲間といる方が高めやすいよねっていう話をね、今日したいなと思って。
静華さん)
なるほど。
TAKAさん)
自己肯定感を高めやすい仲間と高めにくい仲間がいますよね。やっぱり否定的な人が周りにいるとね、やっぱり高めにくいじゃないですか。こんなうかれぽんちな僕も(笑)やっぱり高めにくいわけですよ。
なんでそんなことを思ったかっていうと、なんかこう山に登るときにいろんな登り方があって、やっぱ頂上にね黙々とこう一人でサクサク歩いてきて、よし頂上に登ったーって気持ちいいってやるのもね、素晴らしいことで、それを見た人たちが早いなー、登るの早いなーすげーなーっていうことも、僕はね素晴らしいことだと思うし。
でもなんか一人でどんどんサクサク行くのって寂しいなーって思ったんですよ。
人生で言うと結構サクサク登ってきたんですよ。やっぱりその一緒に登るって言って、もうちょっとゆっくりするよーって仲間が言ったら、「なんだよ早く登って」っていう人生送ってきたんですよ。
高校教師やったと思ったら大学教員やって、大学教員やったと思ったら女子のねサッカー監督になって、日本でやったかと思ったらアメリカやって、また日本に戻ったかと思ったらオーストラリア行ってみたいな、どんどんどんどん自分の新しい世界を登ってきたんですけど。
なんかこうそれをねすごいねーって言われることがあったんだけど、なんかふと振り返ると、それはそれでね良かったんだけど、なんか仲間と一緒に登って、もし仮にね仲間が例えば怪我をしたりとかコンディション良くなくて登れなくても、なんかこう一緒に登った時の感動とか途中で挫折したこととかをね味わいたいなーと思ったんですよね。
で、そんなことを考えていて。
やっぱりその自己肯定感を持つ時に、こう自分を認めてくれるね仲間って必要だなーと思った時に、苦手がある方が仲間って作りやすいなーと思ったんですよ。
静華さん)
なるほど。
TAKAさん)
なんかみんな苦手って隠したいじゃないですか格好悪いとか思うからなんだけど、僕ねほんと最近今キビ団子を持ち歩いてるんですけど(笑)、まあ冗談ですけど、要はね、自分より得意な人がいたらキビ団子を渡して仲間にしちゃいたいなと思ったんですよ。
桃太郎ってその原理じゃないですか。
静華さん)
確かに。
TAKAさん)
自分より得意な動物たちをキビ団子で巻き込んで、巻き込んでですよ、鬼を退治しに行くわけじゃないですか。だっていろんな動物たちがいろんな状況によって自分の強みを発揮して相手を倒していくわけで、鬼を倒したのかなってことで言うと、桃太郎がそれはお前にしかできないよっていうことで、苦手があったからキビ団子を渡してね、得意なことを得意な仲間を身に付けられたわけで。
そうですね、一人じゃね。
だからやっぱり苦手がある方が仲間ってね作りやすいから、本当にあの岡山県のキビ団子を持ち歩こうかなと。
静華さん)
タカさん岡山ゆかりあるって言ってましたもんね(笑)
🔹体育の目的は上手くなることじゃなくてみんなで楽しむこと
TAKAさん)
そうそう。この間、先生たちってやっぱり完璧主義を求められちゃって、なんか足りないことが指摘されやすいじゃないですか。だからホームページに苦手なことを公表しちゃえばいいと思ったんですよ。だから僕はこれが苦手です。エクセルでも苦手一覧みたいなページがあって、例えば石原先生はこれとこれが苦手です。その代わりにその項目の苦手な隣に、誰々先生が得意ですみたいなことを書いておくと、例えば苦手だけど生徒に対して、だからといってやらないってことじゃなくて、自分は苦手だけどこの先生がサポートしてくれますってなっていれば、得意なことでカバーし合うのがもう見えてるじゃないですか。
だからその苦手な人を責める必要もなくなるし、得意な先生が登場しスーパースターになるわけじゃないですか。
そこで肯定感も上がるし。いい仲間がいると。
例えば体育の授業、僕なんかは体育嫌いの子もいたり、バスケだったりバレーだったりテニスだったり苦手な子っているじゃないですか。苦手があるから仲間が作りやすいってことがあって、例えばバレーボールが苦手な子がルールを変えてあげて、その子が体に当てた後はワンバウンドしてどっちでも繋げるとかするんですよ。
その子が体に当ててワンバウンドした後でも拾って点が決まると倍になるみたいな、2点決まるみたいなルールにするわけですよ。そうすると必ずその子が触ってくれてた方がワンバウンドでもいけるし喜ばれるみたいな。そうすると体育の目的ってそもそも上手くなることじゃないから、みんながねスポーツを通して楽しむってことが目的なんで、みんなが参加できた方がいいなみたいなことを考えて、今日のテーマによる自己肯定感は仲間といる方が高まるよねって話で。
🔹自己肯定感を高めてくれる仲間がいる大切さ
僕はハッピーファーストスクールっていうオンラインスクールをしているんですけど、その中でね、学校に行ってない子とかもいるんですよ、高校生とかで。その子がね、なかなか大人を信じられなかったり仲間を信じられない時期があって、学校に行ってなかったりするんですけど、同じグループにね小学校の先生がいて、その先生がいいんだよ学校なんて行きたいときは行けばみたいなことでね、どんどん好きなことやれよみたいな言葉書きをしてくれたんですよ。
でもそのことばがけをしてくれたおかげでね、その高校生の子も「今の自分でいいんだ」って認めた瞬間にですよ、今もう毎朝6時からランニングして自分を鍛えだしたんですよ。今まではもう夜中にまで起きて、朝はずっと昼まで寝てみたいな子が、その一言で今の自分でいいじゃんって認められた瞬間に朝からね行動し始めて、今ではねその変化をね僕たちがねノートとかに書いてね発信したらいいよって言ったら、「僕ニートなんで時間あるんでやりますみたいな、社交性ニートなんで」みたいな。
色んな状況はあるけれど、今の自分の状況を認められるっていうことはやっぱりその彼だけだったら自己肯定感を持って、自分がね学校に行くとか行かないとか自分らしさとかっていうことで自分を肯定することって難しかったと思うんですよ。でもそれが同年代だろうと周りの大人だろうと仲間に出会うことで高められたんだろうなっていうね、ツツウラウラと話してみましたけど、自己肯定感で仲間がいる方が高めやすいんじゃないかなっていうお話でした。
静香さん)
逆もまたしっかりどっちが鶏でどっちが卵かわからないんですけど、肯定感が高まるとまたその仲間も信じられて、肯定感が高いとも自分の苦手も相手に任せちゃえばいいやってなって、そんな風な関係って素敵ですよね。
TAKAさん)
本当に僕はねこの世の中に仲間を増やせるように、一つ一つ出会いを大事にしていけたらいいなと思いました。
※Happy Firstは、なでしこリーグ史上初の四冠監督であるサッカー監督石原孝尚が主宰するオンラインコミュニティです。
▶︎石原孝尚著「足りなくてありがとう」
▶︎Happy First及び石原孝尚の公式HP