あんさんぶるスターズ!!MV制作の流れ 「Or the Beautiful Golden Drop」編
はじめに
『あんさんぶるスターズ!!』チーム(以下・あんスタ)の3DCGデザイナーのS.K.と申します!
今年のアドベントカレンダーでは2度目の登場になります!
前回MVの制作体制についてご紹介しましたが、今回は1曲のMVの制作の流れをもう少し具体的に紹介できればと思います。
▼前回の記事はこちら
Or the Beautiful Golden Dropの場合
Knightsの「Or the Beautiful Golden Drop」について企画~完成まで紹介いたします!
かっこいいですね。
個人的にもめちゃくちゃかっこいい曲だったので何が何でもかっこよくしてやるという意思で携わっていました。
MV企画資料
MV企画担当者がイベントモチーフ・イメージをもとにMVについてどういうものにするか構想を練るところから始まります。
担当者やMVによってもこの時点での詳細具合は変わりますが、今回は構想時点から完成時の形状とほとんど同じ状態になっています。
今年のアドベントカレンダーのこちらの記事でも少し触れられています!
企画構想をもとにMVチームメンバーでMTGを行い、どういったものにしていくか、制作可能かどうかなど話し合いながらもう少し具体的なものにしていきます。
MTGではホワイトボードを使い、その場でイメージを共有したりすることも多いです。
背景デザイン
企画のMTGで決まった内容をもとにステージのデザインをしていきます。
背景モデル
背景デザインをもとに3Dモデルを制作します。
また、細かいディティールまではデザイン側で指定しないこともあります。(今回は上部にあるデザインのみで制作しています)
そういう時はモデラー側でステージのイメージに合うようなデザインをイメージしながらモデリングしていきます。
Vコンテ作業
モーションキャプチャーで撮影したアニメーションと背景モデルをもとにカメラを付けていきます。
この際、目線や表情などの指定も行っていきます。
Unity作業
これまで制作してきたクリエイティブをUnityに入れ込みます。
入れただけの状態ではビームだったりライティングだったりが何もついていない状態になっています。
ここからBGコンテ(背景演出を指定する動画)を元に演出を付けていきます。
演出付けのイメージ
▼過去に投稿した演出のつけ方記事
完成
▼アドベントカレンダー特別版映像を御覧ください!
おわりに
今回はMV1本について軽くですがご紹介させていただきました。
ステージデザインや衣装、演出に意味やストーリーを入れ込んだりすることもあるのですが、ユーザーさんの反応を見ていると細かいこだわりまで気づいてくださる方も多く本当にありがたく感じています。(こんな細かいとこまで見ているの!?と毎回びっくりします)
もっと他の楽曲にも触れていきたい!!!という気持ちがすごいあるのですが、なかなかお伝えできる機会も少ないのでこういう機会があるととてもうれしいです。
ここまで見ていただきありがとうございました。
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