ヨークシャー行き当たりバッタリ人生その6 『最終回』
最後試験のソロ演奏動画を提出してから4週間が過ぎ、本日結果発表だった。
無事合格であった。
3月にロックダウンが始まる寸前から大学閉鎖、試験が2ヶ月延期になり長い長い学年末試験にようやく終止符が打たれた。
試験結果が心配で前日は眠いのに熟睡出来ず、朝から緊張でずっとお腹が痛かった。
結果発表1時間少し前から友人達とチャットが始まり、みんな結果発表が不安で怖い、怖いと言い合っていた。
私も落ち着かず、家中に掃除機を掛けあちこち片付けをしながら気を紛らわせた。
時間になり、意外に冷静に結果発表のページへアクセスした。
その間にも友人達から「やった!大丈夫だったー!」というメッセージがチャットに流れてきて、みんな無事に合格したのだと嬉しくなった。
友人の一人はかなりの高得点で合格していた。
彼女は声楽科で私と同じ社会人学生だった。2年生になってから急激に仲良くなり今では親友と呼べる仲だ。
彼女は1年生の時はあまり成績がパッっとしないと落ち込んでいたが、2年生になってからぐんぐん力をつけて、今回の最終試験でも高得点を獲得したのだ。
ああ、人間って凄いなって改めて思った。
本日の合格をもって全課程終了。正式に卒業となった。
しかし、クラリネットはまだまだ未熟で日々練習に励まなければならないし、作曲の勉強はもっとやらねばならない。音楽家への道はまだ続く。やっとスタートラインに立てたばかりなのだ。
このコロナの状況で、活動らしいことはまだ何も出来ないが、今後の予定と目標を掲げておく。
クラリネットDuo&ピアノのトリオ『Kukkametsa Trio』としてコロナ収束後、リーズにてコンサート開催予定。多分、大学のホールでも卒業生リサイタル。その後定期的にリサイタル・コンサート主催予定
作曲・編曲活動:少人数アンサンブル曲を中心に作曲や編曲をして楽譜販売を行う。最近作曲した木管五重奏作品は今年11月にウィーンで開かれる国際作曲コンクールへエントリーする。
今後も作曲作品は国際コンクールへ出品していきたい。
所属している大学の一般向けアマチュア・オーケストラは9月から再開するかどうかはまだ未定。(追記:→8月下旬にメールで全キャンセル決定)
所属しているアマチュア・クラリネットクワイアの練習もまだ再開未定。
コロナが収束したら、どこかのカフェで1、2日パートをしたい。
作曲とクラリネットの練習でずっと家に篭っていると視界が狭くなり過ぎるので適度に外で気分転換したい。カフェのコーヒーの香りの空間が今でも大好きなのだ。
犬と沢山遊ぶ。一緒に野原を駆け回りたい。
波乱万丈・社会人音大生の奮闘記を読んで下さった全ての方に感謝の気持ちを伝えたい。
夢を追い掛ける沢山の方々の夢が叶いますように!