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【バスケ】NBA JAPAN GAMES 2022を観戦した話。

私がNBAを観るようになったのは2000年ころ。
当時はジョーダンが2回目の引退をし、ロックアウトなどを経て、日本では少しNBA人気が陰っていた印象があります。
そんな中、当時バスケ部でバスケにどっぷり浸かり始めていた私は、NHK BSのNBA放送を録画して、何回も何回も観ていました。
私は田舎在住だったので、バスケットボールを観戦するということはテレビの中の話で、ましてやNBAなんていうのは、日本人離れした身体能力も相まって本当に空想上の生き物のお話でした。
前置きが長くなりましたが、「NBA観戦」というのは、私にとって正に夢だったわけです。

これは運命だ!ポチった!しかし…


今回のカードは、ウィザーズ×ウォリアーズ。
震えました。
「現役世界最高プレーヤー」が所属する「前年チャンピオンチーム」が「日本人が主力」のチームと「日本」で試合をする。
いや、考えられない。あり得ない。生きてるうちにこのシチュエーションに巡りあえるだろうか?いや
ない。
そして転勤族の私は、今は日帰りで行ける距離感のところに住んでいるのです。
というわけで、JAPAN GAMESの概要がオープンになった時には、考える間もなく、反射的に抽選に応募していました。

そして、突然の当選通知。
思わずスタバで「Wow!!」とアメリカンな声が出てしまいました。
いや、本当夢見心地でした。
しかしその後でモヤモヤとしてきたのは、家族のこと。
今回家族4人分のチケットを申し込んだのですが、なんと、私以外はバスケに興味がないのです。

私の夢は皆の夢に非ず

天国から地獄へ。
当選から当日まではメンタルがグラグラでした。
そんなにいい席ではないとはいえ、高額なチケットです。
興味がない家族からしたら、「何故その金をそこに突っ込むのか理解できない」状況です。
妻は「こっちが数千円単位で旅行とかを諦めたりしてるのに…。だったら星野リゾートとか行きたいわ。」
ごもっとも。。。
子どもも「えー、ディズニーがいい!」
ですよね。。。

勢いで購入したはいいものの、誰も味方がいないのです。

私の想いは、

  • NBA観戦は昔からの夢なんだ

  • こんなカードは二度とない、金額相応だ

  • 行けば絶対楽しい

  • 子どもにアメリカンスポーツの華々しさを体験させたい

こんな想いがありました。
しかし、既に上記のマイナスの感情を持ってしまった家族にこの想いが伝わる術はなく、結局、「しゃあなしでパパの我儘に付き合う」という状態で当日を迎えたのでした。

SATURDAY NIGHT

そして迎えた2022年10月1日(土)。
SATURDAY NIGHTに向かいました。
道中、妻の機嫌は全く良くはなく、子どもたちも乗り気ではありません。
当日までに色々話はしましたが、結局、私の伝えたかったこのゲームの価値やそれに対する想いは30%も伝わらなかったんじゃないでしょうか?
けど、これは、完全に私が悪いんです。

  • 相談なしにポチったこと

これにつきます。
当たり前のことなんですが、これをしていれば全員がこんな気持ちで当日を迎えることは無かったと思うと、悔やみきれないし、今でも自分に腹が立ちます。
どうか、皆さまはこんなことにならないように、計画的な合意形成をお勧め致します。

けれども、会場の中は最高でした。
ダンクコンテスト、スリーポイントコンテスト、ハーフタイムショー、ゆずのLIVE、、、

特にスリーポイントコンテストはスプラッシュブラザーズの揃い踏みで、圧痕のパフォーマンス。
本当に生きてきて良かったと思いました。
子どもたちもルールなんかは全然分かってないんですが、「なんだかすごいことをやっている」ということは理解していて、興奮してくれました。
特に娘は「あそこ(コート)で何かやってみたいな」と話してくれました。
伝えたかったことの一つである「アメリカンスポーツの華やかさ」。
これが伝わったことは、親として堪らなく嬉しかったです。

NBA JAPAN GAMES 2022 Day2

というわけで、少し家族のイベントに対する見方に変化が生じた2日目。
遂に試合です。
試合前のウォーミングアップの際に、
「あれは八村塁っていう日本人なんだよ」
「ほら、あれがカリーで昨日シュートが上手だった人だよ」
「あのジョーダンプールって人は忍者が好きなんだよ」
こういう会話にも乗ってきてくれます。

選手紹介。
ビデオテープの中の空想上の生き物たちが次々に現れます。
そしてティップオフ。
全身に鳥肌が立ち、思わず泣きそうになりました。
20数年前に実家のテレビの前で、何回も何回も見続けたシーンが目の前に広がっていました。
試合の詳細は色々なメディアで語られている通りです。
プレシーズンゲームなりの楽しみがありました。
八村塁の躍動や、スタープレイヤーのスキルやアスレチック能力、ロスターに残る当落線上の選手達の気持ちの入ったプレイ。

ああ、やっぱりNBAは最高だな。

心の底から思いました。

観戦を終えて

メンタルがグラグラな状態で当日を迎えたNBA JAPAN GAMES 2022
家族の中で遺恨は残り、今後も影響は確実にありますが、観戦できたことには全く後悔はありません。
あるとすれば、そのプロセス。猛省。
益々今シーズンの応援意欲も高まったし、今度はアメリカで観戦したいという夢もできました。

今は昔の自分を含めた田舎のバスケ少年に言ってあげたい。

願い続ければ、完璧じゃないけど夢は叶う。
環境のせいにして簡単に諦めたらもったいないよ。

#スポーツ観戦記
#NBAJAPANGAMES2022
#GOLDENSTATEWARRIORS
#WASHINGTONWIZARDS

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