ビデオヤンキー井上

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最近の記事

レビューというお仕事

機材のレビューをするお仕事をたまにいただく。「小さなことは気にしない。大きなことはわからない」をモットーにしている自分は、レビュアーには向いていないと思うのだが、お小遣いとしてはいい金額をいただけるので、ありがたくお受けさせていただいている。 かと言って何でもかんでも受けることはさすがに無理で、あまりにもわからない機材のレビューはお受けできない。また、ちょっと微妙だな、興味がないなというものはお断りすることが多い。 また、触ってすぐ記事を書けるということはほとんどなく、毎

    • 満ち溢れるPlena

      ニコンが新たに発表したレンズ 135mm Plena Plenaとは「満ち溢れる」という意味から付けられたNoctに続く2本目のネームドレンズだ。 まずはこの映像を見てもらいたい。短い映像にPlenaのコンセプトが凝縮されている。 そんなニコンさんから動画の人の感想を聞きたいので使ってみてくれませんか?とありがたいお話をいただいた。 ただ私の普段使うレンズは超広角か、使っても標準ズームの70mm程度。甲殻類ならぬ広角類な私があまり使った事のない135mmという中望遠がわ

      • メイクとテイク (追記あり)

        「テイク」と「メイク」映像の撮影は大きく分けて2種類がある。 心友の鈴木佑介さんの言葉を借りると 山の撮影はテイクなのか?それともメイクなのか。 この写真を撮ったのは偶然のタイミングで目の前の霧がパッと消え、岩塊の山頂が現れた時だ。その時の事象を撮影しているので、定義に当てはめるとテイクになる。 だが私はこの山をいつも麓から観察していて、朝8時半くらいに雲が切れるのを知っていたのでそのタイミングでいい位置に居るように当初の予定から30分ずらして山小屋の玄関を出た。道具は

        • Apple Vison Pro

          VRデバイスはOculus Go、Rift S、そしてQuest 2と使ってきた。それぞれが私をワクワクさせる別次元へと誘った。しかし、私はゲームやVRChatなどの他者とのふれあいにそれほど興味が無く、VR空間での動画鑑賞も解像度の問題からあまり使うこともなく、ちょっと未来に触れておこうかなというレベルの存在だったので、結局、月に一度起動するかかどうかになってしまった。 それが、Appleが新たな製品、Vision Proの発表にはワクワクを感じさせたれた。 「空間コンピ

          感動が殺される

          「感動」とは字のごとく感情が動くことだ。「泣ける」だけではなく、喜怒哀楽全てが感動だ。 歳をとって来ると衰えるのは体力だけではない。体力以上に感動耐性が落ちてくる。感動しなくなるわけでは全然なく、先日も妻と大笑いしたし。何なら週に1度くらい泣いている。先日もアニメを見ながら大泣きした。 それでは感動耐性とは何か? 歳を取ると感動することに疲れてしまう。感動に体力を使いたくない。という感情が無意識に生まれてくる。 「あの人丸くなったよね」と言われる人は感情の体力が落ちて

          人生の分岐点

          人生は分岐点の連続だ。 今まで選択してきたすべての結果が今の自分を作り上げている。 分岐点は大なり小なりあるが、かなり大きな分岐点を作った人に出会った。 一緒に仕事をすることになったライターの方と飲んでいて、その人が作った雑誌が僕の人生を変えたきっかけの人だと知ったのが昨晩。25年経って知る。 そしてその仕事は本当は断ろうと思っていたが、そのライターさんとだったら仕事してみたいなと思って引き受けた仕事だった。 あなたでしたか。私が道を踏み外したきっかけを作ったのは。

          神は細部に宿る

          「神は細部に宿る」と言われるが、細部の修正を何度も繰り返しコネクリ回しても神は宿らない。 初稿最高!初稿最高!

          どんな女(カメラ)がタイプかな?

          カメラとの付き合いは異性と付き合うのと似ている。 見た目(スペック)より性格(撮れる画)が重要ですと言いながらAFが遅いとかバッテリーが保たないとか果ては重箱の隅をつつくような事をTwitterに呟く男はろくな奴じゃない。 欠点を(運用で)カバーしてあげるくらいの男気を出してやれ。 と思う。 どうしても性格が合わなければお別れして別の子(カメラ)とお付き合いをするのもしようがないのは一緒だ。 相手に完璧を求めるほどの腕が僕にはないのでどんな子(カメラ)でもあまり不満は無いとい

          どんな女(カメラ)がタイプかな?

          YouTubeのチャンネル登録者が1万人になった

          YouTubeのチャンネル登録者数が1万人になった。最初の動画をアップしてから14年かかった。 特にチャンネル登録者数を増やしたり再生回数を伸ばす努力はしてこなかったのでこんなに時間がかかってしまったがこれからもぼちぼち続けて行こう。。 今の僕が映像制作を生業と出来ているのはYouTubeとTwitterとMixiとニコニコ動画のおかげだ。今の動画ブーム、YouTuberブームの前にある程度仕事が来るようになっていた。なので僕はどうやって仕事が取れるようになったという話は

          YouTubeのチャンネル登録者が1万人になった

          私はプロにならない

          僕は映像を作って対価を得ているが自分の事をプロと言ったことが基本的には無い。それには理由がある。 映像を始めた若かりし頃、プロの映像というのは基本的にテレビの事を指していた。 僕は海外のスキーやMTBといったアクションスポーツの映像にかぶれていてテレビの番組の決まりきった万人受けを狙った番組を見下しており「俺はプロになんてならない。プロには作れない映像を作ってやる!」とイキっていた。 その気持ちは今でも残っているのだが、20年以上も映像を作っていると自分でもみんなの意見

          私はプロにならない

          CP+2022を終えて

          CP+2022 ニコンさんのオンラインステージに登壇させていただいた。 今は帰りの特急電車の中で反省文を書いている。 リハーサルではあんなに流暢に話せていたのに本番ではテンパってしまうといういつもの僕であった。 まず話すことを頭の中で言語化できていないので何を話したのかあまり覚えていない。猫ちゃん猫ちゃん言ってた気がする。あとはずり上がっていくニット帽が気になっていた。 山にカメラを担いでがっつり映像作品を作っている人が少ないので僕みたいな人が呼んでいただけるという有