それをしてしまう理由（６）

それはマネークリニックから始まった

マネークリニック。
お金を通して自分の価値観を見つめ直すNLPの講座に参加した。

最初の質問は「お金は、あなたにとって何？」...うーん、私にとってお金って何だろう？
ペアの人と話し始めて私、「お金＝権力」って答えちゃった。なんでだろう？ああ、そうか。母のことを思い出したんだ。

母からお金をもらう時、いつも見返りが必要だった。「ありがとう」って言わなきゃいけなかったし、母の要望も叶えなきゃいけないって思ってた。母の本当の気持ちはわからないけど...少なくとも私はそう感じてた。お金って、こんなに複雑なものなんだな...

夫と対等になりたいために私の無意識が思ったこと

「お金はいくらあったらいい？」って聞かれて、思わず「夫の年収ぐらい」って答えちゃった。なんでそう思ったんだろう？

「そうなったら夫と自分が対等になれるから」...こんな風に答えてた。
無意識って本当にすごいな。私、自分の仕事は夫の年収に全然及ばないって思ってて、だから自分は劣ってるって...
夫と同じ年収を得られたら対等になれる？そんな風に思ってたなんて少し驚いた。

「稼げない自分はダメ」「能力もない」...こんな風に思ってたんだ。ああ、気づいた。依存の対象が母から夫に変わってる。私の母もよく「働かざる者食うべからず」と言っていた。でも、母と夫は違う人なのに。いつから母と同じように夫を見るようになったんだろう？

私の制限になっている思い込み

「お金に関してどんな思い込みを発見しました？」という質問があった。
「働くことによってしかお金が入らない」「能力や努力がないとお金が稼げない」こんな風に答えてた。自分には能力がないから、努力しなきゃいけないって思ってたんだ。働くことイコール苦しいことって...そう思い込んでた。

そして、お金が十分にないって感じてるのは...「私に価値がないから」だった。だから、友達を作らずに一人でいた？自分に価値を感じて安心したかった。こんな複雑な気持ち、今まで気づかなかった。

自分の思い込みを手放すエクササイズ

マネークリニックの終盤は、思い込みを手放して、新しい思い込みを作るエクササイズをすることになった。
メンターを2人選ぶんだって。将来の自分と、支えになってくれる人...私、夫を選んだ。なんで夫なんだろう？
夫のメッセージを自分に伝える。急に涙が出てきた。どうして？
「やりたいようにしなさい。そのままでいい。」夫ならこう言ってくれるかなと想像して言った。

ああ、夫って私にとってこんなに大切な人だったんだ。思い出した。自己愛性パーソナリティー障害の母から逃れて、自分らしくいられる安全な場所...それを作れたのは夫のおかげだった。
マネークリニックに来て良かった。これからどう変われるかな...楽しみだけど、まだまだ前途多難が気がする。