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秋暑し生命をつなぐ七日間

 「秋暑し」は立秋(8月7日)をすぎてから彼岸(9月23日)のころまでの暑い日々のことです。いちど涼しさを感じた体には、猛暑のぶりかえしがこたえます。

 もし、こんなときに災害にあったらどうしよう。そういえば昨年の11月、「天空ツアー」で三方五湖に行ったときのマザーミワの言葉を思い出しました。

 〔来年からいつ何が起こるかわからないので、備えあれば憂いなしということを肝に命じておいてほしい。いつもいうようにせめて一週間分の備蓄をしてください。家族分のお水と非常食とよばれるようなもの。懐中電灯。多分ガスも電気もとまるので卓上コンロ、ガスボンベ、それも予備もちょっと多めに持っていてほしい。そういうときはインスタントラーメンよりは、カップラーメンやカップうどん、カップそばのほうがいい。お湯をわかすだけですむので。乾パンも。乾燥野菜や果物もすぐに食べられるのでおすすめ。梅干しはすごく助けになるので、必ずパックのままをジブロックなどに入れて二重にしておくこと。それからお米と、それこそ発酵食品の味噌、醤油、塩、砂糖くらいがあればお料理もできるし、生きのびられますから。お水とか生命に直結するものは多めに用意したほうががいいです。

 これらの保存用は、非常袋とか非常用の入れ物に入れて、だいじょうぶな場所に保管してください。いざというときは、必ずそれをだれかが持ちだせるように。

 お風呂はしばらく入れない可能性があるので、今は便利な体をふくものがあるでしょう。肌着の場合は、これからの季節だったらユニクロの暖かいほう。夏にむいていくんだったら涼しいものを最低でもひとり二、三枚用意しておいてください。そのシーズンだいじょうぶで超えられたら、また着たらいいんだから、もったいなくないものでそろえておいてください。

 どんな災害も一週間生きのびることができたら助けにきてもらえます。だから一週間の人数分は備蓄しておいてください。

 いちばん懸念されているのは、東南海地震が起こってひどいと、富士山が噴火したりとか、東京の直下型の地震が起こるとか、考えだしたらきりがない。だけど、これは恐怖を与えて心配させるためにいっているのではなくて。命を守る方法をお伝えしなさい、と私はいわれたので。備えあれば患いなしで、備蓄だけはしておいてください。準備さえしておけば、あとは心配しないこと〕

 このようにいわれたのだが、何もしていません。でも、今回の集中豪雨や長雨を経験して、やはり準備がとてもだいじだと気づきました。備蓄をはじめます。15歳のときボーイスカウトで教えてもらった「そなえよつねに〈Be Prepared〉」を、肝に命じます。

 写真は、芙蓉の花です。ちょうどアブが飛んできました。季節のなかで、みんな楽しそうに生きています。

あなたが幸せでありますように 
琵琶湖のほとりの草庵にて
#エッセー #物語 #備えあれば患いなし
#そなえよつねに #非常用の備蓄

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