エネルギー的なギブと、行動的なギブ
昔、「GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代」という本が、話題になったことがありました。
その本の中には、
【世の中には、GIVER(ギバー:与える人)とTAKER(テイカー:奪う人)とMATCHER(マッチャー:交換する人)がいる】と書かれていました。
そして、その中で、GIVERが最終的には、成功する、豊かになるということが書かれていた氣がします。
そして、その言葉だけを鵜呑みにして、「GIVER(与える人)」というのを、せっせとやった結果、疲弊したことがある経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
私自身は、そうでした。
今回は、エネルギー的GIVEと行動的なGIVE、その違いと、GIVEの本質と言うか、本来のあり方について、書いていきたいと思います。
【与える人】を実践して、疲れた経験のある方、
疲れてもなお、まだまだ【与える】が足りないのだ!とばかりに頑張っている方に読んで欲しい内容になると思います。
◆エネルギー的に枯渇している人のGIVEは
エネルギー的に枯渇している人は、行動的なGIVEをせっせとして、エネルギー的な見返りを求めています。
日本人の多くは、
「困っているなら、助けましょうか?」
「で、お礼は?」
と、エネルギー的なお返しをものすごく求める関係性です。
これは、エネルギー的に見たら、ものすごく自立してないし、相互依存の状態です。
そして、うまい具合に、エネルギーがもらえている時は良いですが、その中で誰かが【ババ】を引くんです。
皆さんの周りにもいませんか?
誰かが困っていると、良かれと思って
「~しましょうか?」
「お困りだったら、私が○○しますよ」とボランティア精神で動く方。
そして、お礼を言われたら天にも昇る氣持ちになるかと思いきや、お礼を言われないことが続いて
「なんで、私がこれだけしているのに・・」と愚痴を言う。
結局ね、【お礼】という対価、エネルギーをもらいたくて仕方がない人、ということなんですね。
良い人ほど、疲弊する。
良い人ほど、自己犠牲の生き方をする。
自分にも、周りにも当てはまる人はいないでしょうか?
◆自己中心的に生きるとは
一見、人に嫌われるような感じがすると思います。
「あの人、自分勝手じゃない?」
エネルギーが枯渇している人同士の会話は、自分の【与える】行動が正しい、与えてこそ良い人、という価値観だから、余計に自分勝手な人を、陰でこそこそ言う。
自己中心的に生きるとは、
上記の、エネルギー的に枯渇しているもの同士の、相互依存の関係性から、
「一抜けた」とするもの。
つまり・・エネルギーの奪い合いから、「一抜けた」
ババ抜きゲームに参加すらしない。
でも、行動は【与えてない】かもしれないけれど、エネルギー的には【奪いもしない】のです。
そして、余ったエネルギーを分け与えるだけだから、いつだって、【満たされている】
本来、私たちは、【満たされている】状態であることが理想です。
エネルギー的に余っている。
余って初めて、コップから溢れた水のごとく、余分な部分を人が持っていっても、自分には痛くも痒くもない。
お金で言えば、配当金生活みたいなものですね。
元本が十分にあって、配当金>生活費という状態になると、配当金生活が可能になります。
そうすると、生活のための労働の必要がなくなり、仕事をしてもいいし、辞めても良いしという、就労の自由が得られます。
あなたは、自己中心的な生き方ができていますか?
エネルギーが満たされていますか?
◆行動的なGIVEを止めていく
行動的なGIVEをするのは、心のどこかで
「良い人と見られたい」という願望が渦巻いています。
また、行動的なGIVEを受ける人たちは、それを受けるのを「当たり前」としがちです。
昔から、お布施とかボランティアとか、施しを受けても、1回、その味を味わってしまうと、次も恵んでくれるのかと思って【期待】をするようになります。
与えた方も、「いつかは、自立してくれたら」という思いもあったかもしれませんが、段々と「恵んでもらうことを当たり前に思われている」ことに氣づき、愕然としていきます。
なので、今では海外の貧困層に対して、海外ボランティアも、【施し】ではなく、【自立】のための支援に切り替えるようにしているようですね。
昔から、お腹を空かせている人に、
「魚を与えるか、釣竿を渡して魚の釣り方を教えるか?」という2択の教育論が繰り広げられています。
いろんな説が飛び交いますが、最終的には、【釣竿を渡す】というのが、理想とされています。
だから、野生の動物にエサを与えることを良しとしないのも、同様の理由でしょう。
あなたの渡せる【釣竿】は、なんですか?
◆GIVEの本質とは
こう考えると、GIVEの本質とは、行動的なGIVEではなくて、エネルギー的なGIVEなんだと思います。
私は家庭内でも、よく、行動的なGIVEをする立場でした。
要は、分かりやすく言うと、頼まれやすいということ。
でも、その結果、
父からは、行動的なGIVEを拒否した瞬間に、
「○○してくれたっていいじゃないか!」と恵んでもらって当たり前の言葉を投げかけられたり、
親族からは、正当な評価を返してくれない
(勝手に親族が見繕ったモノで、渡される。そして、何かの拍子に
「〇〇してあげたのに(モノを買ってあげたのに)」と言われ、母と2人で首を傾げたことも)ということが、往々にしてありました。
別に、褒めてもらいたいとか、感謝されたいと思った訳でもなく、
困っているのなら・・という程度で手を貸すと、そういう痛いしっぺ返しを、若い頃から味わって来ました。
(父の場合、パソコン操作を何度教えても、おかしくするから、教えても仕方ない、という判断でお断りを入れて、逆切れされたというだけです)
でも、世の中的に、精神世界では、「与えるのが大事」とか、「GIVEの精神が大事」と言われると、「どこまでやれば良いんだろう?(自分が疲弊していくばかりじゃないか。。。)」と感じてました。
それが、ホントにホントに、メンターと仰いでいるコーチの動画で、
「行動的なGIVEじゃないよー。エネルギー的なGIVEをしていきましょう」
「それには、とことん自己中心的に生きましょう」
とあって、
「あぁ!なるほどな~」と腑に落ちたのです。
なので、今後は、私は、
「良い人を止めます」
というか、去年ぐらいからも、良い人を少しずつ止めて、
「嫌われてもいいや」という価値観にはなってましたが、どうやら、もっと加速していきそうです。
でもね。
大事なことは、皆さんも、読んでいるあなたも、
「とことん、自分自身であれ」ってことなんですよ。
もう、「人のためと書いて【偽り】という」ことに氣づきましょう。
偽りの自分でいるのは、やめましょう。
私のサービスは、元々、「本当の自分になりましょう」ということです。
それは、言い換えると、「偽りの自分を止めていきましょう」ということ。
私は、今後もこうやって、記事を通して、余ったエネルギーを
「本当の自分に戻ること」に関することはお伝えしていきます。
だって、それが、本当に好きで好きで仕方ないことだから。
ただ、それ以外のことを望まれても、私のエネルギーを奪うようなことは、一切答えないつもりです。
私も人間ですから、完璧に、絶対にしません!というほど、強い意志はないですが、それでも、書きながら、
「あぁ、もっと自己中心的でもいいな」と、思い返しているところです。
その代わり、自分で自分を満たすことができるから、人からエネルギーを奪うということもしない存在になっていくのです。
本来、私たちは、全ての人がそういうあり方であれば、エネルギーを奪う「エネルギーヴァンパイア」なんていうものは、存在しないはずなんです。
あなたは、どれだけ「自分自身であれ」を実践できていますか?
◆GIVE(ギブ)とかTAKEという言葉がわかりにくければ
あなたは、どれだけ、
「人から認められたい、褒められたい、愛されたい」と思っていますか?ということですね。
人に愛されたいから、優しくする。
これは、行動的なGIVEをしながら、エネルギー的TAKEをしているTAKER(テイカー)だということ。
人に認められたいから、奢る。
これも、同じ理由です。
例え、お金を払える権力があるとしても、エネルギー的には、奪う人です。
いわゆる、【承認欲求】【慈愛願望欲求】の塊です。
これが、4~5歳くらいの子には、よくある現象だと思いますよ。
親に、
「お母さん、見て!」と、際限なく要求していくでしょう。
この時期に適切に、承認欲求が充足できれば、必要以上に人に求めることもしなくなります。
そりゃ、大人になれば、露骨に、
「〇〇さん、見て!」とは、やらないですよ。
でも、人は、多かれ少なかれ、形を変えて、
「人に認めて欲しい、愛されたい、褒めて欲しい」というものを抱えています。それは、小さい頃の承認欲求の充足が不十分だったからかもしれません。
いろんな要素があるので、一概には言えません。
ココが満たされない人には、カウンセリング領域で、満たすことも可能です。
それが、いわゆる【癒し】という行為ですから。
でも、ある程度、【癒し】を得たら、そこから、先の【自立】に進んでいかないといけません。
そのためには、とことん、自分で自分を愛するスキル、満たすスキルが必要になってきます。
それがいわゆる【自己受容】ということ。
この手の話は、いわゆる、【エネルギー迷子】になりがちな人に届けば良いなと思います。
私自身も、偉そうに書きながらも、
「あぁ、自分自身が行動的なGIVEをしまくってたんだな」という反省してますし、
逆に今、行動的なGIVEを止めたら、それに対する罪悪感が出てきて、それも、コーチの動画で、「あ、罪悪感いらないんだ」と納得したところなんです。
生き方を変える、過渡期の心の動きを感じながら、私もシフトしていっています。
今回の事実は、もしかしたら、人によっては、
【ズキッ】となるかもしれません。
でも、最初は痛くても、少しずつ、本当の自分に近づいていっていただけることを、私はお待ちしております。
あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。
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※文中、常用漢字の「気」を「氣」と表現していますが、
「氣」は、氣が広がる、エネルギーを増幅の意味で、
「気」は、気が締まる、エネルギーが閉塞する意味合いだと認識しています。そのため「氣」の漢字を多用しています。