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あなたにプラスの感情を与えてくれる人は

あなたにプラスの感情を与えてくれる人は、別の面でマイナスの結果をもたらしている。

優しい人は、こっちの自立心を奪うし、褒めてくれる人は成長心を奪う。

そんなこと、考えてみたこともない人がほとんどだろう。
プラスの感情をくれる人のことを、そんな風に言うなんて!と思うでしょうか。


◆正負の法則

【物事には、プラスマイナス、両方の側面がある】

このことがわかると、【優しい人、良い人に自分がならなくて良い】ということも、わかってくる。

だって、優しい人、良い人であればあるほど、相手にマイナス面を生じさせるわけだから。

例えば、【できる上司】の元には、できる部下は育たない。
むしろ、【ダメ上司】だと、周りの部下の方が優秀になっていく。

これは、どういうことか?
【できる上司】という定義にもよるが、プレイヤーとして、優秀な人が上司になると、部下の【できない】が共感できないとか、あるだろう。

こういう場合は、部下は「上司は、自分の(苦しみなど)ことをわかってくれない」と卑屈になる。まるで、成長できないのは、上司の理解力のなさのせいだと言わんばかりに。

逆に上司としての理解力がある【できる上司】だとしよう。
そうすると、理解力があるゆえに、部下は動きやすいが、強い成長の動機には、ならない。居心地の良さに甘える人さえ出てくるだろう。

今度は、【ダメ上司】に登場してもらおう。

仕事が出来ない【ダメ上司】だと、周囲・部下がフォローに走って、いやおうなく、「上司がダメだから、自分たちがしっかりしないと、支えないと」という不思議な連帯感をもたらす。

あるいは、上におべっかを使うばかりで、性格的に嫌な【ダメ上司】だと、「あんな人の下で働くのは耐えられない。自分が出世するなどして、頑張ろう」と思って、くそみそ働くかもしれない。

あるいは、無茶ぶりばかり降ってくる【ダメ上司】。
ダメ上司というよりは無茶ぶり上司には、いつ難題が降りかかるかわからないと、こっちも否応なしに成長せざるを得ない。
蓋を開けてみたら、【ダメ上司】の下でいた時は苦しかったけど、あの修羅場をくぐったから、自分は成長したな~、なんてことがあるかもしれない。

こうやってみると、【良い上司】になることが、必ずしも周囲にとってプラスではないんだなぁとなることもあるかもしれない。

働きやすい=成長するとは、限らない。

働きやすい=ぬるま湯で、気がつかないうちに世間の荒波に飲まれて、企業存続が厳しくなった・・・なんてこともあるかもしれない。

◆感情を成果物にすると

良い人とは、褒めてくれる人。
良い人とは、優しい人。

そんな風に思うかもしれない。
しかし、裏を返すと、感情を成果物にすることによって、
「褒めてはくれるけど、絶対に対価を払ってくれない人」が中にはいるはず。

「優しいけど、成長の体験をさせてくれない人」がいるはず。
「私がやっておくからいいよ~」と言いながら、楽させてくれるけど、あとになって、「なんで、教えてくれなかったんだろう、やらせてくれなかったんだろう?」ということもある。

それよりも、「お金を払ってくれるけど、くそみそ言ってくる人」もいるだろう。

そういうネガティブ体験は、凹む。
でも、褒めてくれるけど、お金払わない人よりは、払ってくれるからありがたい人、でもある。。。

何も手伝ってくれなくて、優しくない人も、「そういう人が居るおかげで、自分でなんでもやる力がついた」ということもあるかもしれない。

あれ?
世の中、なんだか不思議だな?

どっちがいいとか、無くなってきた。

良い感情を与える方が、後々にとっては良くないな。。
それよりも、きちんと払って、文句言う方がよっぽど相手の将来のためにはいいのかも。

そんな風に考えることもできる。

なんとなーく、このバランスが分かってくると、

「褒めてくれなくてもいいから、お金を払ってください」と言えるか
「お金はいらないから、褒めてください」となるか。

どっちを選ぶかは自分次第なんだなって、わかってきたかも。

中には、自分を褒めてくれてた、大事な人を失うかもしれない。
でも、そういう人がいても、売上にならない、収入にならないなら、冷静に考えてもいいのかもしれない。

私自身は、感情を成果物にしていた時は、「褒める人=大事な人」になってた。

でも、【感情を成果物にしない】という価値観を知ってからは、「褒める人より、褒めてくれなくても、お金払ってくれる人の方が良い」と変わるかもしれない。

◆ウェルススペクトルで

オレンジの従業員思考の時は、「褒めてくれる」が優先順位上でも大丈夫。
なぜなら、安定収入が、企業や会社からもたらされるから。

でも、その上のスペクトルである黄色(イエロー:自営業思考)に行く時には、安定収入がなくなるわけだから、「褒めてくれる」よりも、「払ってくれる」の方が大事になる。

そうなると、一見、褒めてくれる人は、減るかもしれない。
自分の心がすり減るかもしれない。

そうなると、多数の褒めてくれる人と、少数の払ってくれる人、というように、バランスを作っていかないといけないのかもしれない。

褒めてくれるて、さらにスポンサーのように払ってくれる人、なんていうのは、そうザラにある話ではないでしょう。
小さい頃見た、我が親たちのメンター(シモキタの先生)は、お弟子さんがスポンサーしてくれてたみたいだが、それは、先生がお弟子さんの収益を増やしてくれてたからかもしれない。
(お弟子さんは、不動産会社で、先生の助言で不動産売買がうまくいくということが多かったらしい)

その代わり、先生は、ご家族には冷遇されていたみたいだから、お弟子さんの家で生活していたのは、それでバランス取っていたのかな?とも思う。

それぐらい、この地球次元、地球上のゲームルールでは、どっちを多く取るか、どれをゼロ(無)に戻してバランスを取るか、そんなゲームルールなのかもしれない。

皆、お金が欲しい、収入が欲しいというけれど、蓋を開けたら、お金や収入よりも、名誉欲というか、「〇〇さん、素敵~」と言われることに快感を覚えて、結局、収入・売り上げよりも、気持ちや感情を優先して、お金持ちになれない、収入が増えないということが往々にしてある。

もちろん、賞賛名誉の先に、収入があると思って、頑張る人もいるだろう。
褒めてくれる人の中には、きちんと払ってくれる人もいるだろうと思って、頑張る人もいるだろう。

でも、いつかは、言わないといけないんです。
「褒めてくれなくてもいいから、払ってもらえませんか?」と。

これが言えるようになったら、オレンジから黄色(イエロー)のスペクトルに移れるでしょう。

あ、オレンジが悪いわけではないのです。
オレンジに居たい人は、オレンジのスペクトルに居ればいいんです。
ただ、黄色(イエロー)に移りたい!と思った時に、たいていの人ができないことの1つに、この

「褒めてくれなくてもいいから、払ってもらえませんか?」という、オファーを出すということ。

そのために、大事なことは、自分の中にある【感情を成果物にしない】という覚悟、決意なのかもしれません。

(※従業員でもイエローのスペクトルの人もいますし、経営者でもオレンジのスペクトルの人もいます。あくまでも今の立場・職業ではなく、思考別と考えてください)

◆子どもの頃は

子どもの頃は、お金より感情の方が大事です。
まさか、赤ちゃんの頃から「愛情はいらないから、お金をください」なんていう赤ちゃんはいないでしょう。

【感情を成果物にしない】は、子どもの頃の感情をしっかり受け止めた人しか、受け入れるのは、難しいでしょう。

ましてや、子育てで、お金を上げるから、褒めないというのは、ネグレクト(育児放棄)になってしまいます。

子どもの頃は、愛情をたっぷりもらって、褒めてもらって、認めてもらって、大きくなっていく。
人は、いきなり、大きくはなりません。

ちゃんと大事なステップの順があります。
まずは、愛されましょう。認められましょう。

◆「褒めてもらわなくても、自分は自分」と思えるか

多分、今回の記事で、大事なことは、ここかな。

私も、ちょっと前までは、「褒めてもらえないと、認めてもらえてない感」満載だったので、なんとなーく、わかるのですが、褒めてもらえないと、自分の存在価値が無いように感じてしまうんですよね。

でも、他人ほど当てにならないものは、ないと思うんです。感情面で。

変な言い方をすると、親がずーっと生きている保証もないし、結婚して子どもなどでももうけてたら、子どもに愛を与えていかないといけない。

誰かから、愛や感情をもらいっぱなしでいることはできないし、子どもも大きくなっていったら、いつまでも愛や感情を与えることはできない。

どこかの段階で、感情面的に自立するしかないんですよね。

自分で自分を満たす。

それができるようになると、感情面的に自立できたことになります。
そのためには、これまでの嫌だと感じた体験、マイナス感情だけの体験から、「そこには、愛があった」と感じられるところまでいけるかどうか。

人によっては、「認められていると感じることができない」という人もいるでしょう。

でもね。
この、認められている、褒められていると感じることって、実は、と~っても、わかりにくくて、自分が認識してないだけ!ということもあるんです。

意外と愛されキャラだったり、人からちゃんと心配してもらえる人って、ちゃんと周囲から、認めてもらえてたり愛されてたりするんですよね。

よ~く、思い返してみたら、
「あ、あの時も褒めてもらってたな」
「あ、あの人からも褒めてもらってたな」
「あ、あの時謙遜しちゃったけど、確かに認められてたな」というシーン、あると思うんですよねぇ。

接客などでお客様から「ありがとう」と言われるのだって、立派な認められているということ。
1つ1つ丁寧に思い返してみれば、た~っくさん、あると思うんです。

そうなったときに、
「もう、これ以上、褒められようとしない」
「もう、これ以上、認めてほしいとしない」とすると、

【褒められるためにやること】【認められるためにやること】が減ります。

そうするとですね。
自分自身の本当のハートが、
「認められようが認められまいが、自分のしたいことをする」ということに、本当の意味で許可が出ます。

そうなって、初めて、「褒めてもらわなくても、自分は自分」というステージに到達します。

ある意味、自尊心の完成というところでしょうか。

そうなると、今まで自分を褒めてた、プラスの感情を与えてくれてた人たちのマイナス面(依存させる等)が冷静に見えてくるようになります。

そして、物事の両面を統合したときに、
「プラス面だけを見る」ということから、卒業できます。

プラス面だけを見ることからの卒業?と思うかもしれませんが、プラス面だけを見ることによって、人は、驕り昂るおごりたかぶるんですね。

それを、卒業するということは、【謙虚な人になれる】ということ。

【実るほど頭が下がる稲穂かな】
ことわざにも、ありますね。
謙虚な人を表すことわざ、表現です。

ここまでくれば、人生のステージをかなり上がってきたと言えるでしょう。

今回の話の内容は、若干難しい部分もあったかもしれません。
今、わからなくても、遠い先の未来で、「そういえば」と思い返してもらえたら、それで充分という内容になっています。

世の中の見方の参考になればと思います。

あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました。

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つっちー/土坂有加 (心理学出身の傾聴もできる夢かなコーチ)
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