JICA 多文化共生 技術補完研修 2日目
2月23日火曜日
海外協力隊研修2日目が終了しました。
本日の内容として、午前❶「異文化コミニュケーション論」午後❷「メタファシリテーション」の講座を受けさせて頂きました。
❶異文化コミニュケーション論では関西大学の久保田真弓先生に講座をして頂きました
講座では異文化コミュニケーションに関する講座を参加型授業で楽しく受講することが出来ました。
異文化を理解する為に様々なゲームをしました。例として、
①グループで1人だけ写真の内容を見ることが出来て、それは見た事のない光景で、それを口だけで説明し、他のみんなで一枚の紙に絵を描き、完成させるという題でした。
ヒントとして、「髭がモジャモジャのおじいちゃんが汚れた部屋で大きな鎌を使って作業をしています、おそらく市場で魚を捌いている。」
これをもとに試行錯誤をし、みんなで描いた絵がこちらになります。
なかなか難しかったですね、、、
僕はオレンジ色を担当したのですが、絵を描くセンスがなく、小学生が描くおじいちゃんの様になってしまいましたが、みんなで一つの絵を完成させるのはとても楽しかったです。
次に、何も見ずに、言葉だけを頼りに絵を描くという取り組みで、みんな個々の独特な絵が完成していました、
お題は、「目がパッチリしていて、首が長く、足が8本ある生き物」でした。
皆さんはどんな生き物を想像しますか?
みんなの絵を少し見てみましょう。
いかがでしたでしょうか?
同じ題なのに一人一人全然違う絵になりました。
これも異文化コミュニケーションにはとても大事なポイントになります。
様々な人に様々な考え方があるという事です。
午後の❷メタファシリテーションでは、NPO法人ムラのミライさんに講義をして頂きました。
メタファシリテーションでは「自分がしている事を客観的に見ること」が大切で、異文化の方々への質問の仕方について、講座をして頂きました。気になる方は是非読んでみて下さい。
文化、習慣の違う国の人と話すときに気をつけるべき事や、こういう言い回しをすると、相手が気持ち良く質問に答えてくれる、など途上国だけでなく、日本でも子供たちに対して素直な意見を聞き出すために使える内容になっています。
今回のメタファシリテーションでは「なぜ?Why」「どう?How」を使わずに質問をする。というのがありました。
講座内で全員共通で大事なキーワードとなったことがありました。海外ボランティアあるあるですが、このワードです。
「なぜ遅刻するの?」
遅刻常連の人に対してどう接していくかは、海外と日本の習慣の違いもありますが、海外ボランティア隊員が共通で頭を悩ますのがこれだと思います。今回の題として、これを「なぜ?」を使わずに相手に自分の意見を理解してもらう。をテーマにみんなで話し合いました。
私もコロンビアで時間管理に関してはとても悩みました。悩みすぎて白髪がたくさん生えました。
私が思う結論ですが、日本のように時間にストイックに活動することは不可能だと思いました。何十年と続く習慣を1人の日本人がボランティアで現地へ行って、1年や2年でみんなの生活を変えることは出来ないと思いました。(あくまでも私個人の意見です。)
なので、時間厳守も少しずつ分かってもらいながら、他にフォーカスを置き活動して行くことが大切だと思いました。
今日もとても充実した1日でした。
明日は行政、NPO法人の方々にインタビューをし、多文化共生を学びます。
それではまた。
2018−4次隊コロンビア 柔道隊員 田中嘉朗
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