Think globally 常識を疑い自分で考える 立命館アジア太平洋大学学長 出口治明
#NIKKEI
…Think globally。僕に言わせれば、この言葉は「数字やファクト、データを踏まえて自分の頭でロジカルに考えること」と同義だ。明確な根拠があれば世界中の人に説明できる。グローバルな仕事でなくても、この考え方は生きる。…
…アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏のようなチェンジメーカーは変わり者からしか生まれない。そう話すと教育界は何から始めたらいいかと聞かれた。
そこで次の提案をした。「校則を一から読み、自信を持って根拠を示せるもの以外廃止を」。あるAPUの学生は高校時代、長い髪を頭上で束ねて怒られたという。「後ろで結ぶ」が校則だ、と。「結ぶ」は分かる。だが、無意味な場所の指定はパワハラそのものだ。教育者が校則すら自分の頭で考えずに、子供たちに「自分の頭で考えろ」と説いても無理だろう。…
…社会常識を疑い、数字やファクトから自分の頭で何が人間にとって大事かを考える。これがThink globallyの神髄だろう。ダイバーシティ(人材の多様性)の時代。性別や年代を越え、様々な人と意思疎通する際も、この発想は役立つはずだ。
出口さんは、2017年5月にわざわざ春日部まで行脚して下さいました。
source by ©2017 nakayan. (2017年5月22日 故・岩井 聡輝さん主催)
source by ©2017 nakayan. (2017年5月22日 故・岩井 聡輝さん主催)
source by ©2017 nakayan. (2017年5月22日 故・岩井 聡輝さん主催)
source by ©2017 nakayan. (2017年5月22日 出口さんからMBAデザイナーnakayanさんへの宿題)
出口さんの言葉をお借りしますと、世界経営計画のサブシステムを担うには、「数字、ファクト、ロジック」を用いて、 「タテ・ヨコ思考」、更には世の中に溢れる「なぜ」に気付き、「なぜ」を考え、「なぜ」の答えをみつける(実行する:Doing)。そのDoingが、Being(Who am I/価値観の形成)に不可欠である個人のMVVの形成に繋がります。
Mission:
Why do we exist?(何のために存在するのか?)
Vision:
What kind of future do we want to create?(どのような未来を創造したいのか?)
Value:
What values and beliefs do we hold dear? (どのような価値観や思いを大切にしているのか?)
MVVが確立されてこそ、世界と互角に戦えます。
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