you're best friend
親友に出会った日の事を思い出してみる。
忘れもしない、2013.秋。
私達は出逢った。
私は23歳。社会人1年目。
親友と呼ぶ人にどうやって出逢うのか、私は分からなかった。
保育園の頃の仲の良かった子は小学校入学と同時に離れ離れになり、疎遠になっている。今はSNSがあるから近況を知れるけど、もう笑い合える思い出も殆ど残っていない。(わたしが覚えていない)
小学生の私はつんけんしていたし、自分探しに必死だった。勉強と運動と、何でも一番を目指す、少し変わった真面目な女の子。友達とのドラマの話や芸能人、アイドルの話…興味が無かった。
中学生になると興味がないでは済まされないことも多々あったが、私は内申点を上げることだけを考えていた。
部活も成績のため、勉強も高校のため、道を踏み外してはいけない、という何か追い立てられていた中学生時代。
特定のグループに所属することを嫌った。
早く大人になりたいと思っていた。
高校生の頃、初めて仲良くなった子達がいた。今も仲良し。この2人は私の改心と良心の根源。
少し年齢を重ねると少しずつその輪は広がった。大切な友人達。
大学に進学して、寮の友達、学部の友達、実習を共に乗り切った仲間と出逢った。この子達の存在も大きい。
初めての就職先では沢山の同期も。
色んな友達が出来て、色んなことを学んだ。
喧嘩別れした子も、私から離れた子もいる。
みんなと仲良く、みんなと友達に、なんて幻想でしかなくて、憧れでしかなくて、相性というものは確実に存在する。(自分が一緒にいて楽しい人といることが、相手のためにもなる。)
嫌いになっても良い、けど、何か危害を加えることはしちゃいけない。そっと離れること。
そういえば、人間関係のことを詳しく教えてくれる先生はいなかった。みんな社会生活で学ぶしかない。ぶつかって、傷付いて、間違って、進むしか、方法はなかった。(たくさん本を読んでそこからの学びもあった。)
生まれた場所も、歳も、目指す仕事も、好きなことも、何もかもが違う女の子に出逢ったのは2013年秋のこと。共通の知人を介して、私達は知り合い、意気投合した。それから何故か毎日のように連絡を取り合い、まるで恋人のようだなって思ってたけど、その子にはそれがスタンダードだったし、私も楽しかった。お互いの心地よさは、言いたくないことは言わないし、言及もしない、素直でいる、必ず相手を信じている、そんなところにあるのかもしれない。
友情物語を読んだり見たり聞いたりしていた時、私に親友と呼べる子が現れるのか、自分の人生を疑っていた。
答えは yes だった。
10代の自分に伝えたい。
素晴らしい出逢いがあるよ、と。
7年来の彼女は今日もさっきまで話してたかのように私に連絡をくれる。
最近の疲れを取り払ってくれるかの如く、他愛のないやりとりをして、終わりがないままにLINEが終わる。
沢山の素晴らしい友人達に囲まれて、幸せだけど、この子は特別だ、と教えてくれる。
ソウルメイトだねとお互いに呼び合う、不思議な仲。この子との縁はこれからも続く。お互いが世界の裏側にいたとしても。きっと大丈夫という自信がある。不思議だね。
ところで、私は彼女へのbirthday presentのチョイスが悪すぎる。イケテナイ。特に今年は。
来年またリベンジ。
これからもよろしくね。
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