もう5月だけど①坂口安吾「桜の森の満開の下」
こんにちは。
気づけばもう5月・・・
4月は忙しかったので桜を愛でていません(*T^T)
ということで、4月書きたかったけど書けなかったことを書きます!(3回書く言うた笑)
私の好きな、桜小説。それは・・・
坂口安吾「桜の森の満開の下」
梶井基次郎「櫻の樹の下には」
小泉八雲「乳母ざくら」「十六ざくら」
です。どれも昔の小説です。
大正~昭和初期あたりの文学が好きなのです。多少時代は前後しても、好きなものを集めると大体この辺り。
遠いような、近いような・・・そんな距離感がきっと合うのだと思います。同じように、外国の小説もそうですね。リアルではわからないのに、近くに感じる・・・そんな感覚です。
坂口安吾「桜の森の満開の下」
と、かなりざっくりあらすじを書きましたがこのような美しい怖い儚いお話で、もう、めっちゃ美しい文体でラストなんかたまりません!!!いつまでも余韻が残ります。
女は鬼だったのか、桜だったのか。男が桜の森を怖がっていたのは、だからなの?
出会うべくして出会ったのか。
男は愛していたから、泣いたのかな。
安吾は他にも寓話っぽいお話を書いていて
「夜長姫と耳男」も素晴らしく怖美しいお話ですーーー!!!
安吾は、映画化されたお話もあるし色々なものが書ける作家ですが私は彼の怪奇幻想なお話が大好き。
あと、ニヒルはお話も好きです。
安吾は飄々としていて、冷めた文章で淡々と綴っています。
「青鬼の褌を洗う女」は、谷口の「痴人の愛」に並ぶと個人的には思っています!!サチコさんはナオミより現実感あり現代的。戦後間もない時代が舞台だけど。
と、語っていたら長くなってしまったので(^▽^;)
また次回、梶井基次郎について書きます。
梶井、カッコイイんだよね~♡
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