見出し画像

我慢

叔母さんは、私の着替えを全部捨てた!そして、叔母さん好みの物を私に着せては写真を撮った。それを私のお父さんに送ってた。こんなに大事にしてますというアピール!でも、私は何時も笑顔なんて出来ない、暗い顔だった。

学校は、転校した。
それでも、いつかお父ちゃんが迎えに来てくれる!と心待ちにしてた。
男の子が乱暴でも、刃向かえなかった!何故なら、叔母さんが溺愛していたので、弟を叱ってたみたいに気軽るにすると、叔母さんの仕返しが怖かった😰
とにかく、お父ちゃんが迎えに来てくれるまでの辛抱と思い耐えていた。
男の子は、私の頭をガンガンと踏みつけることもあった!
私は、助けてもらいたくて大泣きした。すると、叔母さんに泣くんでないっ!て怒られた。泣き止まないと、誰にも見られないところに隠れて、私の両腕をぎゅーっと締め付けた!凄く痛くて、必死で泣くのを止めようとした。

北海道に連れて来られるまで、私は、天真爛漫だったようだ。
叔父さんの家にお客さんが来た時のこと。
叔父さんを訪ねて来たお客さんに、叔母さんは、叔父さんが寝てたからか、出掛けてる、と嘘を付いた。
私は、お客さんの前で、「どうして嘘つくの?」と言って、こっぴどく怒られた💦
それから私は、自分の気持ちを言うことが出来なくなった。

寒い朝のストーブに火を付ける、朝夕の拭き掃除、雪掻き、夏は庭の草取り、毎晩の夕食の手伝い、自分の下着、ハンカチ靴下の洗濯はさせられた。
よく夜暗くなってから1人でお使いに行かされ、怖かった。

毎晩、枕がグショグショになるくらい、「お父ちゃん、お母ちゃん」と声を殺して泣いた。