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ミトコンドリアと命の意味

 今日紹介するのは私が1番好きな本です。原題を訳すと「栄光・性・死 ミトコンドリアと生命の意味」というかっこいいタイトルになります。この本はそのかっこいいタイトルに負けじと、性、死、生命についてミトコンドリアが作ったとは言っても過言ではないほど大きな影響を及ぼしたことを書いているスケールの大きい本です。

興味をもった理由
 私が大学3年生の時に、本屋さんにいたら、「生命・エネルギー・進化」ていう本がありました。私にとってなんか子供心くすぐるようなかっこいいタイトルでありました。中身開いたら、何が書いてあるのかともーう、ちんぷんかんぷんでした。かけ算ならった小学生がいきなり微分積分の問題みるような。それでとりあえず著者の前著でも読んでみようかとこの本にたどりつい分けですな。今では、一番のお気に入りの本です。

著者について
 この本を書いた人は、ロンドン大学の教授でフランス人の生化学者ニック・レーンさんです。彼は現在57歳ですけど、外見じゃわからなくかっこいい人ですよ。いわゆるいけおじですな。インタビューの動画見ましたけど、膨大な知識にも関わらず、とても謙虚で好感もてる印象です。彼は、多数の本を出版しておりますけれ、どれも洞察に富み、学生の頃に学んだ意味不明の生物の事実の一つ一つがパズルのピースのように合わさり、1つの美しい理論(パズル)にできあがるように書いていています。ほんまに尊敬できる科学者さんです。私もそうなりたいですね。

本の内容について
 みなさん多分人生で1回は、なんで人間は男と女しかいないか不思議に思ったことあると思います(この文を読んだLGBDQの人ごめんなさい。簡単に説明するために単純化してます。)実は、キノコとか種によっては2万8000千の性があるんですね。とても、やばいですね(語彙力)。それでもいわゆる真核生物(木、動物、昆虫)などは、基本2つが圧倒的多数なんですよ。じゃあそれは何でかと?

また、世界見渡すと人間とかアリさんとかウジャウジャいますけど、実際は目に見えないだけで、土壌1グラムになんと、中国もびっくりの約10億もいるんですよ。地球なんて細菌だらけですよ。しかし、なんでそんなに大勢の細菌がいるのに、約40億年以上もそのままのなのか?言い換えれば、どうしてそれだけの大勢の細菌が、目に見えるサイズまで大きくなり、果ては人間にまでならないのか?

これらの疑問に答えようと生物のからだのなか探してみると、なーんだが変なやつが細胞の中にいるんですな。しかも細胞という家(DNAや細胞膜や壁)のなかに、なぜかまた自分の家を持つやつが細胞の中に平均で300~400もあるんです。なんだこいつは!ともしかしたらこやつらが問題の鍵じゃないかと、著者は思うわけです。そしたら、こやつらが性・複雑化はたまた死まで作り出したのではないかと。そんな知られざる地球の本当の支配者を探求するのがこの本です。

読んだ感想
私は、高校で生物基礎しか学んでないのでね、とても理解するのは難しかったですけどね。とても面白く壮大な旅でしたよ。日本一周したんじゃないかってくらいスケールが大きくて刺激的な本でしたよ。本の作者ニックレーンさんに影響受けすぎて、毎日ミトコンドリアのTシャツ着てるくらい。ぜひぜひ読んでみてください。誰かと語り合いたいですね。では、今日はあらすじということで内容はまた別の機会に。

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