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ぐにゃぐにゃとしたバランスについて考える
10月6日、三鷹天命反転住宅にて、「日常を見限らない バランスのワークショップ」に参加してきました。
午前中に見学があり、いつもと違う環境に身を置いたことで疲れ、午後に「日常を~」のダンスのワークショップがあり、少年たちのノリに面白くなってはしゃぎすぎて、けっこう疲れた。アンケート用紙に何も書けなかったけど、はしゃぎすぎて疲れたって書けばよかったです。
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後日、シモキタエキマエシネマで『ドライブ・マイ・カー』のリバイバル上映を観に行ったのですが、上映前に『悪は存在しない』のハイライトがあって、主人公が「やりすぎたら、バランスが崩れる」と言っていた。そこでおお、バランスかぁ、と思いました。この作品5月に観ました。また数年後に観たいです。
そのまた後日、「かがみよかがみ」に掲載された自分のエッセイを読んでいたら、「ワークライフバランス」という言葉を自分で使っていて、ここでも改めてバランスとは?と思うところがあったので、まとめて書いてみたいです!
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<とつとつダンス>であった、あえてずれた会話をするというのを、今度は天命反転住宅の黄色い丸い部屋で密集してするというワークがありました。今回はテキストがありました。『ドライブ・マイ・カー』でも、感情を入れずにテキストを読むのを繰り返す場面がありましたが、後から思えば、あんな風に一文を一文字一文字、均等な速さで読めれば理想的だったのかなーと思いました。難しそうだけど。普通に読んでしまった。
ずれた会話が上手な男の子の会話を聞いた時、「なんで電子レンジの下の皿は回るのか?あれ電力の無駄だと思う」のようなことを言っていて、なぜ?という疑問が普段見向きもしないところから次々と出てくるのが面白かった。かの村上春樹氏も、疑問を持つことは重要なことですとおっしゃっていた。
先述したとおり、ワークショップ当日は普段と違う環境(身体が主役の環境)に身を置くこと自体につかれて、いまいち身体が主役とはどういうことなのか?とはっきりした答えが出ない感じでした。答えなんてないとは思いますが。目を閉じて部屋の中を歩いて途中から四つん這いになったり、ポールの周りをぐるぐる回ってみたり、床を叩いたりさすったりして触覚でいろいろ確かめてみました。
海を渡るまでのカウントダウン。ダンスは自由になる手段になった | かがみよかがみ (asahi.com)
ワークライフバランスのバランスとは、この自分で書いたもので言うならば時間という量の問題ではないだろうか。
よく、つまらない物事は時間がたつのが遅く感じられるというと思う。いつかのバイトで、知人が「あと五分で勤務終わる…、この五分が1時間に感じられる~」とか言っていたのを思い出す。
一方で楽しいことはあっという間に時間が過ぎる。あと、面白いときや集中しているときなんかも?
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時間は人間として生まれたときから日常的にあるものでそれらをハード面とすると、楽しい、つまらない、いやだ、感動した、などの喜怒哀楽に見られる感情はぐにゃぐにゃと柔らかいもので様々な環境の影響を受けてしょっちゅう変わるもので、それはソフト面と言えるのではないだろうか?それがたとえ一人であっても、自分との対話という意味でコミュニケーション(内へ内へと進んでいく!)していると私は思う。私は「脱ルール、ソフト面の充実」とはコミュニケーションそのものを意図していて、つまりは私がこれから生活で注目していきたいのは質の問題なのだ。心を持った人間が行動する身体、の深み。
とすると、ワークライフバランスは、仕事とプライベートの時間の量は均等であっても、質は均等なのだろうか。その人の気持ち次第かもしれない。ここでも気持ちという柔らかいソフトな言葉が出てきた。これ以上掘り下げると話がずれてきそうだ!!私の想いは言うまでもなく・・・。
身体が主役とは、"心を持った人間が行動する身体"(ソフト)の動きを強調したもの?日常はハードに過ぎていくけれど、そんな日常を見限らず、身体の柔らかい視点で変えていくということなのだろうか。
10月6日のワークショップをこうして自分なりにまとめて、日常のあたりまえを問うという視点を忘れずに、自分の身体を内へ内へと問い、心とのコミュニケーションの質を高めていこう!
と秋田県で思った日。
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公演は観れなかったけど。
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