【第27回】『考動する』
『で、自分、どう思う?』
こないだ幹部社員研修やったんやわ。
対象は経営者とその右腕、つまり幹部な。
そやから、メインテーマは『コミュニケーション』と『リーダーシップ』になるやん。
これ、ドッチも『教わったとおりやったら、身に着きました』っちゅうもんとちゃうねん。
上手いこと行かん事があるやん。いわゆる『失敗』ってやつ。それが『気づき』な。そっからが大事やねん。
(1)『何で、上手く行かんかったんやろか』って考える。
(2)何か1つでも変えて、試してみる。
この2ステップが大事やねん。
つまり『考える』『動く』って事な。
コレをワシは『考動する』って言うとる訳よ。
そやから、冒頭の『で、自分、どう思う?』って質問が大事やねん。『出来るようになってほしい』『成長してほしい』って思うんやったらな。聞くのよ。言うんやなくて。
学校の先生も、企業の経営者も、何か情報を提供した後
『で、自分、どう思う?』
『どないしたらエエと思う?ちゅうか、自分、どないしたいん?』
そないに言われて
『そんなん分かりませんわ、先生。教えてくれたってエエやんか』『それって、一種の嫌がらせでっか、イジメでっか』
なんて言うとったらアカンで。
何も浮かばんでも、カラッポのアタマ使って、必死に考えるんよ。
だってな、よう考えてみ。
ライザップでもな。
『結果にコミット!!』
って、言われて高い入会金払ってもな、インストラクターが自分のかわりにトレーニングして痩せさせてくれるんと違うで。そんなんしても、自分の体重は1グラムも減らへんで。当たり前やんか。
『自分で動いた事しか、身に着かへん』からな。
全員のアタマに搭載されてる『脳っちゅうスーパーコンピュータ』使わな、損やで。