
慢性副鼻腔炎 手術の記録《その4》 ついに手術当日!
入院当日の様子はこちらから。
夜中は2時間おきに目が覚めつつ、手術当日の朝を迎える。
平熱で血圧も正常、あとは11時の手術予定時間を待つばかり。
手術室の担当看護師さんが、手術室に入る前からの注意点などを説明してくださる。
「お顔に乳液とか塗ってないですか?」
「はい!」
「気管挿入の際にテープで器具を貼らせてもらうので、くっつかないとね、大変なので確認しておきました〜」
とのこと!
ほぉー、そういう理由が!!
腰の手術も合わせて2回目の全身麻酔だが、初耳だった。
説明が終わって、心配症な私は朝オールインワンジェルを塗ったことが気になりだし…
一応鼻から下だけ水洗いしておいた(笑)
テープくっつかないとご迷惑だし!
これで準備完了っっ!
予定時刻の11時になっても、11時半になってもお呼びはなく、緊張してくる。
朝一番の手術の時間により遅れるかもとは聞いていたので、気にしないようゴロンしてスマホでポイ活。
隙間時間に動画を見てポイントをためて数十円に。チリツモを目指して…
あ、ここでギリギリトイレに。
手術が長引いてしまった時、尿道に管を入れられないよう空っぽにしておこう。
そしていよいよ11:50、看護師さんが呼びに来てくださり徒歩で手術室へ。
シャワーキャップみたいなのに髪を入れ込んだら、手術台へごろん。
かなり涼しい部屋だったけど手術台がほんのり温かくて、
「気持ちいい〜リラックスできます〜♪」なんて余裕ぶっこいてしまってたな、この時は。
テキパキと心電図、酸素マスクの準備ができ、さて点滴…だったがなかなかうまくいかない。
①中堅風看護師さん 手の甲ダメ
②べテラン風看護師さん 腕外側ダメ
③最終頭側から指示を出してくれていた、更に10年先輩という大ベテラン看護師さん
更に腕外側で大成功!!
とにかく血管が細くて出にくかったようで、お手数おかけしました…
麻酔の液が点滴のところから入ると痛むことがあるようで、さすってくれてるところまでは覚えている。
「お薬入ってますよ〜痛くないですか?」
「はい、大丈夫です」
……………
の後記憶はゼロで、「終わりましたよーっっ」で目覚める。
膿はたくさん取れ、鼻中隔の矯正も、術中判断になっていたが必要なかったとのこと!
ホッと安堵して、14:30元の部屋に戻る。
手術後別の部屋じゃなくてよかった…
ここからが思い出してもしんどくなりそうな、プチパニックの連続だった。
3時間は水分も取れずベットで安静の指示だが、とりあえず喉のイガイガと咳が止まらない。
全身麻酔で気管挿入後、前回も声がガラガラになったのは覚えていたが、今回は喉の方に落ちる鼻血があるのでさらに辛かった。
横向きになり鼻に詰める綿玉、ティッシュ、ゴミ袋の3点をセットして、ピーク時は5〜10分おきに交換作業。

右側副鼻腔の手術だが、下鼻甲介は両鼻切除したので両方に詰めないといけない。
喉に落ちる血は吐きださないといけなかったが、ネバネバしていてなかなか出せず、結構飲み込んでしまっていた様子。
(これが後々の強い吐き気に繋がっちゃうので、なんとしても出したかった…)
こめかみ痛も加わり、点滴、パルオキシメーター、心電図といっぱい繋がれているのもしんどくなってきて、パニック間際!
先週行ったセブチの長居スタジアムライブを思い出し、お気に曲を脳内エンドレスリピートでなんとか乗り切ろうともがく。

この3時間が本当に長く感じたな…
だんだん吐き気も出てきたので、看護師さんにミンティア舐めていいか聞いちゃったぐらい(まだあかんに決まってる(笑)すみません)
咳き込みながらなんとか3時間経つと、お腹の音を確認してもらってお水解禁!!
コップで一口トライするが、両鼻綿玉インで喉もネバネバ、うまく飲み込めなくて苦戦した…
ここはペットボトルストローを用意しておくべきだったと反省。
少し口を潤して一息つくと、"1人でトイレミッション"が待ち構えていた。
もともと最高血圧が100あるかないかの私。手術後のふらつきが心配だったが、1回目の見守りで大丈夫との太鼓判をいただく。

綿玉が容赦なく赤に染まっていく中、本日最終イベント "全粥にトライ"

前日の夕飯ぶりの念願の食事!イェイ!のはずが、やはり吐き気がじゃまをして進まない…
梅のかかっているところだけはいただき、あとはごめんなさいしました…
しょんぼり😞
22時からは抗生剤の点滴が始まり、頭痛緩和のために鎮痛剤も一緒に入れてもらえた。
これが効いたのが22:30には無事就寝。
口呼吸と咳で喉がガサガサになりながらも、なんとか手術当日を終えた。
わかっちゃいるけど、手術って大変だ。