そぎ落としたジャズ
マッコイ・タイナーが好きだ。
彼はジャズピアニストだ。
私はシンプルにジャズを弾けたらと思っている。
簡単にできるものを難しくしたくないのだ。
できるだけそぎ落とす。
私はそれはモードジャズな気がする。
マッコイ・タイナーのピアノは、そぎ落として、そぎ落として、そぎ落として、そぎ落として…
可能な限りそぎ落とした先にあるもののような気がする。
特に70年代から
マッコイ・タイナーのやってることは、どんどんシンプルになっていってるような気がする。
音数が多いけど
やってることはシンプルだ。
だから異様なほど説得力がある。
私もそういうシンプルなピアニストになりたい。