ミルト

子育てをする傍ら、要支援な母のヘルプに応える毎日。ため息の出る日もあるけれど、優先順位を間違えず、気楽に毎日できることをやるだけ!

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最近の記事

要支援な母 と 期間限定の同居

母が家に戻ることに恐怖を感じるようになってから1ヶ月、私たちは一緒に暮らした。 子供達はおばあちゃんの連続の宿泊に最初は大喜びし、次第に普通に甘える相手となり、居ることが日常になっていった。 誰より感謝したいのは夫だ。 一度も文句を言うことなく、逆に一緒にどうしたらいかを真剣に考えてくれた。 「一緒に住んだっていいんだよ」と言ってくれた。 私が母とも義理の両親とも同居したくないため、「同居はしない」と宣言した。 私にとって祖母との数年間の生活は大きなストレスだった。今は母のこ

    • 要支援な母 と 鮮明な被害妄想 

      都内で一人で暮らす母。 一人で暮らすのはもう難しいのかもしれない、と思わせる出来事があった。 家の外をただ歩いていた人を、泥棒と勘違いし、交番へと連れて行ってしまったのだ。 母の被害妄想は、「家の中のものを取られた」が多い。 通帳や証券、携帯電話や手帳、鍵や手紙。 何度か本当に携帯電話や鍵、通帳やハンコを失くし、その捜索のために不毛な時間を費やした私は、もうごめんだと思い、貴重品は貸金庫へ、携帯電話や鍵にはGPSで探せるような商品をつけた。 これで安心、探し物する必要がな

      • 要支援な母 と 連絡のない1週間

        思い返せばこの1週間、一度も連絡がなかった。 バタバタと子どもたちとの毎日を過ごしているので、振り返ると「おお、電話がなかった」 1日に何度も電話があるときは、不安に取り憑かれている時。 きっとこの1週間は気持ちも穏やかに過ごしていたのだろう。 さっきの電話の内容は 「いつこっちに来れる?貸金庫を開けたい」と。 「なぜ開けたいの?」と聞くと 「もう何年も記帳していない通帳があるから、記帳したい」と。 お金について、思い出しちゃったかぁ! 記帳は去年の年末したから、まだ心

        • 要支援な母 と お金

          認知症になると、お金に執着が出る、とよく聞く。 「盗まれた」と周りを疑うようになる。 母もお金について、教科書通りの症状が出た。 ・家に泥棒が入る、と言う ・住んでいる家の価値が気になる ・通帳を何度も確認する ・貴重品を取られまいと移動し、失くしてしまう ・自分の財産について、何度も確認してくる 毎日、何度も、母から通帳や証券、不動産について電話が来る。 毎月の収支を考えれば、不安になる必要はない。なのに。 母からの電話だ、とわかると私はイヤホンをつけ、家事をしながら電

          要支援な母 と 私

          まず、私の自己紹介を。30代後半、夫と3人の子供に恵まれた。 電車で2時間ほどの場所に実家も義実家もあり、実家は母のみ。義実家は両親。 『要支援な母』とは私の母の事。 母は60代後半。軽度の認知症であると診断され、要支援1と認められた。 4年前から母の言動に違和感を覚えていた私からしたら、やっと、の診断。 今、まだ要支援1。これからが本当に大変なのかもしれない。 でも今までだって随分悩んできた。 解決できない悩みを受け止めてくれたのは、夫と、手書きのノート。 今までの事はノ

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