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これからの眼鏡店とは

『眼鏡コンサルタント』ともぞうです。

以前から今後の眼鏡店の在り方や、運営方法は変化していくと感じていましたが、コロナが世界経済に影響を及ぼした2020年を機にさらに加速して変化していくと思われます。そこで今回はともぞうが現在感じてる今後の眼鏡店の在り方や、ともぞうが提案したい眼鏡店の運営について書きたいと思います。

コロナで何が起きた?

2020年の1月までは都市部ではインバウンド客も多く、その訪日外国人に向けたMDを整えた店舗も数多く見受けられました。また、地方ではインバウンド客は多くはないものの、ビックブランドのメガネが好調で売り上げも悪くはなかったと聞いています。
ただ、インバウンドの入国規制が始まり、日本でもコロナの感染者数が増えるにつれて、都市部、地方関係なしに自粛ムードが強まり、売りたくても開店すらできない状態が続いたり、開店しても開店休業の状態が続きました。追い打ちをかけたのはメーカーの製造元の工場も生産がストップしたり、商品の供給体制にまで影響が出て、業界全体が今まで経験したことのない雰囲気に包まれました。

日本の鯖江で生産をしている大手メガネブランドも軒並み生産ストップやキャンセルをしたって聞いています。また中国深センの工場もたくさん倒産したようです。

最近の小売店は大手チェーン、個人店を問わず何らかのコロナ感染防止対策を行って、徐々にですが客足は戻ってきているように思います。ただ、今までと違うのはお客様の購買心理、今までのような買い物ではなくなってしまいました。

コロナで何が変わった?

この夏にコンサル先の眼鏡店の店頭に立って思ったのは、店頭の商品構成にも左右はされると思いますが、サングラスの問い合わせが減ったこと。結局収入に余裕がある人が買ってたブランドサングラスが、去年に比べてあまり売れなかったこと。もしかするとそんなことない、うちではサングラス良く売れたぞっていう店舗もあるかも知れませんが、私の感じた印象はそんな感じです。やはり、見えないところで消費者心理がコロナ前とは違ってる印象です。

これからの眼鏡店の在り方

コロナ感染拡大防止策として、かなり予約制や予約優先制の眼鏡店が増えたように思います。これは来店されるお客様にとっては少々面倒くさいかもしれませんが、店側からすると店内の消毒や、そのお客様との時間をしっかりと取れるので、これからの新しい運営の仕方の一つだと思います。
また、そのような運営方法になると、自店の客層などを把握しやすくなり、結果店頭MDも変わり、無駄な商品の仕入れも少なくなるかと思います。(不特定多数のお客様を対象にするのは難しくなる)

また、これは簡単なことではないですが、店舗スタッフの人数も予約制にすることにより、効率よく運営すれば少人数化できます。言い換えるとこれからはスタッフ一人当たりの生産性を上げることが重要になってくるのは必然で、店舗運営の中で重要な人件費に直接影響してきます。(少人数制での店舗運営)

時代は変わった

いつも言ってきてることですが、眼鏡は医療器具です。そして今回のコロナ騒動でコンタクトの危険性や、ダテメガネの重要性など、社会的に何らかの眼鏡に対する意識が変わったのは間違いありません。

在宅勤務・テレワークの普及で、メガネの度数も変化していきます。以前のブログもチェックしてください。↓↓↓

https://note.com/happy_tomozo358/n/n0119aaa627e6

これからの眼鏡店の在り方として、今まで通りファッションアイテムとしての眼鏡から、やはり実用性を見据えた医療器具としての眼鏡を提供する眼鏡店に変わっていく必要があると思います。それは何度も言いますが、お客様の購買心理が変化して、無駄なモノ(生活シーンの中で優先順位の低いモノって言う方が良いかな)にはお金を使わないようになっています。
かなり極端な言い方かも知れませんが、「見た目よりも実用性」が重要になってくるのは間違いありませんし、何よりも私たちの生活スタイルが以前とはガラッと変わってしまったのですから、眼鏡店も何かしらそれに合わせた店舗運営・販売スタイルに変わっていく必要があります。

予約制で効率よく、必要な眼鏡を必要な人に

現時点で考えられる最良の方法ではないでしょうか?
経営者にとってもこの数年は正念場になります。無駄を無くして、でもお客様に満足していただく店舗運営を再確認する必要があります。

ありがとうございます。

『眼鏡コンサルタント』ともぞうでした。


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