チームのコミュニケーションには、ソーシャルスタイル診断〜10分でできるチームビルディング〜
1.チームビルディング、どうやっていますか?
初めてのメンバーとのチームビルディングとしてのコミュニケーション、リーダーのみなさんどうしていますか?アイスブレイク、自己紹介、声掛け、オンライン飲み、いろんな方法があると思います。ちょっと凝ったものであれば、性格診断や占いなど、他にも有料の診断や分析もたくさんありますが、迷ってしまいます。私は、チームのメンバーと円滑に進められるように、過去診断をたくさん実施しました。単に、診断が好きとも言えます。今回、その中でも、手軽に使えるツール「ソーシャルスタイル診断」がありましたので、紹介します。
ただ、この診断で、一番大事なのは、どの結果がいい悪いということはなく、評価判断するものでは無いということです。その人がどんな人かどんな好みや価値観があるのかを一部分類しているに過ぎません。その人の全てを表しているわけではありませんので、レッテルを貼ったり、その結果だけでコミュニケーションすることの無いようにお願いします。リアルに会いにくい今だからこそ、その人となりを知る一つのツールとしての活用をお願いします。あくまで、どんな人も多様性のある、素晴らしい人です。その人の素晴らしさを見つけて認めることに本質があることを是非、頭の片隅に置いてから、読んでください。
2.ソーシャルスタイル診断とは?
では、ソーシャルスタイル診断とは一体どんな診断でしょうか?
こちらはわかりやすいサイトから引用させてもらいます。
図で表したのが、以下の図です。横軸は思考解放度、縦軸は感情解放度で、縦軸、横軸のそれぞれの値がわかれば、図の中にプロットできるというわけです。
3.診断の使い方と活用結果
診断と聞くと、事前に多くのアンケートに回答したり、登録したりちょっと気軽できるものではないです。今回、オンラインの初めて会った人でも、その場で、5分間で診断できます。世の中にはネットで結果を入れて、診断するものも多数ありますが、この診断は至ってシンプルなので、パワーポイント2枚にまとめて診断できて、その結果を表示する、まとめの一枚をその場で作って、みなさんに共有して使います。ただ、診断の前に、そもその、ソーシャルスタイル診断が何か、どう使うのかを簡単に説明する数ページが必要です。特に大事なのは、この結果にいい悪いの優劣は無いこと、このコミュニケーションを取るとその人は好ましく思う、ことを強調して伝えてください。
では、実際の活用してみた結果を2例お伝えしましょう。診断系は自己診断だけに留まり、そのあと、どのように組織に活用するかが重要です。一つは、風土活性化MHPのチームで、もう一つは、プロボノのチームで活用しました。その結果を図に示します。チームAは、アナリティカル、エミアブルが多く、エクスプレッシブが2名で、ドライバーが1名です。チームBは、エクスプレッシブが大多数で、アナリティカルが1名です。定例会議では、私はできるだけみなさんの意見を聞きますが、必ず少数派の方の意見を尊重します。同じスタイルの意見だけでは、みんなが同じ傾向になりがちだからです。チームBのこのスタイル診断結果を見せた時、アナリティカルのメンバーが1名いることで、チームの中で、そのメンバーに対する意識が変わり、そのメンバーの意見をかなり尊重するようになりました。また、チームAでは、途中メンバーが数名入れ替わったのですが、新たなメンバーにも同じ診断をしてもらい、新たなメンバーのスタイルと、既存のメンバーのスタイルを理解してもらうことで、スムーズなメンバーの交代ができました。このように、チームビルディングにとっても有効であることを私は自分のプロジェクト2つで実感し、この診断の有用性を認識しました。
4.他の診断ツールや占いは?
私がこれまでに受けてきた、診断ツールや占いを私なりの解釈と私の結果とともに紹介します。基本は、アンケートに答えて回答するものがほとんどです。有料のものはもちろん活用できますが、自分の結果を理解するのには有効ですが、組織への展開については、チーム全員が受講しないと、チームに活用できず、費用がかかるのが難点です。まずは、無料のものを活用して、必要に応じて、有料の診断をしていくのが無難だと思います。
・(有料)DiSC : 事前のアンケートに回答。大きな4つの大分類とその中でも3つの小分類で、計12分類です。Dは主導、iは感化、Sは安定、Cは慎重のタイプです。主に、話すタイプ(D、i)か、聞くタイプ(S、C)か、その目的が、成果か、承認か、理解か、分析かで、さらに分類されます。そして、その人の焦点が「何に」、「誰に」、「どの様に」、「なぜ」に当たっているかがわかります。また、他人との1対1の相互レポートも出力可能です。私のタイプは、iタイプの中のi タイプで、人と関わり合うことを楽しく感じる、そうです。過去、2回、チームメンバー全員と実施し、相互レポートも出力して活用実施。チームの関係性は良くなりましたが、費用は結構かかりますので、まとまった予算が確保できる方にお勧めします。DiSCの詳細→こちら。
・(有料)ストレングスファインダー:自分の強みの資質を診断するものです。34の資質、上位5個、下位5個をまずは把握します。チームのメンバーとの組み合わせで組織への活用も可能。診断は有料ですが、自分の強みの資質が分からない方などは個人での診断もお勧めします。資質の単語が難しく特徴があるので、診断だけでなく、本で理解するとより活用できます。資質は34あるので、全部理解するのがちょっとハードルが高いです。有料の中では、コストパフォマンスも考慮すると、こちらをお勧めします。
私の上位5つは、1位 最上志向、2位 戦略性 3位 ポジティブ 4位 コミュニケーション、5位 適応性。逆に、下位5つは、30位 分析思考、31位 慎重さ、32位 原点思考、33位 回復志向、34位 調和性。上位は積極的に活用してさらに伸ばし、下位は得意な人に任せます。ストレングスファインダーの中身の詳細→こちら。
・(有料)プロファイルXT(PXT):人と職務のフィットを測定するアセスメントで、採用、配置、育成等に活用できます。結果は14項目の10段階での結果が出力されます。私は、「社交性」と「決断性」が10、「組織従順性」が9で、あり「財務・事務管理」、「人的サービス」、「事業開発」の分野に関心があるとのことで、まさに今の2つの仕事がそのまま当てはまる。プロファイルXTの詳細→こちら。
・(有料)ジーニアスファインダー:8つの天才性を診断して診断。本を買えば診断可能。私の天才性は、「生命力を感じる」の方向にあり、① 場と関り、育てる、②エネルギー状態を知覚する、③エネルギーを与える、そうです。まさに、今まさに、会社の中で、風土活性化MAKE HAPPYで行っていることで、驚きました。ジーニアスファインダーの詳細は、こちら。
・(無料)ソーシャルスタイル診断:今回の紹介の診断で、4つに分類されます。値として出力されるので、グラフの中にプロットすることができます。私は、のりが大事の「エクスプレッシブ」で、外側に位置するので、その傾向が強いです。この結果は、その場で診断でき、図の中にプロットして見える化ができるのがポイントです。
・(無料)16personalities(パーソナリティー)診断:事前アンケートで、その人の性格を大きく4つ、その中をさらに4つに分類し、計16分類します。大きな4つは、分析家、外交官、番人、探検家です。この診断で、ありのままの自分と自分がなぜ行動するかがわかります。会社の自己紹介で貼り付けて運用している部署もあります。私は外交官の中の「広報運動家」で、「情熱的で独創性があり、かつ社交的な自由人。常に笑い微笑みの種を見つけられる」そうです。課題は、16分類を自分で分類するのには使えますが、16分類を全て理解しないと、相手を理解できないところが若干課題があります。無料診断はこちら。
・(一部無料)宇宙兄弟xFFS診断:宇宙兄弟の登場人物の誰に似ているかを診断してくれます。無料では15の質問から8人の人物へ、有料版は、80の質問から似ている25キャラを診断してくれます。シリーズの本を買うと詳細な登場人物の分類が可能。無料での私の分類は、「南波 日々人」。人物を知るキーワードは、「興味」・「奔放」で、特徴サマリーは、「興味があることは直情的に動く、柔軟さもある。」。確かに、私に合っています。強みからと自己分析からのどちらからでも診断できます。私はどちらでも同じ日々人さんになりました。無料の診断はこちら。飲み会などのアイスブレイクにも使えそうです。
・(無料)どうぶつ占い:生年月日で占うものです。私の診断は虎。「正直でみんなに慕われるボス、なんでもこなせるけど器用貧乏」。確かに、合っている気がします。リンクはこちら。かわいいので、アイスブレイクにはちょうどいいですが、生年月日を必要としますので、事前に本人に実施して貰う必要があります。
・(無料)数秘占い:氏名のローマ字と生年月日で占うものです。こちらは女性に人気が高い占いです。ただ、結果の解釈がちょっと難しいので、詳しい方のサポートがあると理解しやすいです。私の結果は、考え方の癖(LP)は33番です。子供な自分と大人な自分が同時に存在し、自分のフィルターに入らないものはそもそも耳に入らない、そうです。
いかがでしょうか?診断と言っても有料、無料、いろんな診断があることが理解できたと思います。今回は、初期のチームのチームビルディングとして、ソーシャルスタイル診断を紹介しましたが、チームの今の状態や使う目的に対して、最適な診断方法を選んで活用することが大事です。これまでのリアルだけの状態から、オンラインの頻度が増えてきており、長年のかんや経験、声掛けや飲みニケーションなど、これまでの手段が取りにくくなってきました。今回紹介した、有効な診断の他にもたくさん溢れていますので、是非ご自身や組織に合う診断を見つけて活用していただき、チームビルディングを進めてください。今回の私の話があなたの組織のお役に立てたら、幸いです。