定年オヤジの下手の横好き趣味日記 #40 健康寿命
定年後に大事な3K(健康、小遣い、興味)の中で、今回は健康に関する内容です。
健康寿命
前回、「創年」にまつわる平均寿命と若さを保つ意識の話を書きましたが、今回は「健康寿命」についてです。
健康寿命は、文字通り、誰かの手助けを必要とせず、自立して健康に過ごせる期間のことです。
トップの写真は過去20年ほどの平均寿命と健康寿命の推移です。
どちらも順調に伸びていますが、その差は縮まりません。
男女とも人生の最後に10年前後(男性8年、女性12年程度)の介護が必要な期間があることになります。寝たきりはその本人自身も介護する家族も大変ですが、そうでなくても車いすやリハビリが必要な状態ではストレスも大きいものです。
年を取るにしたがって、足や腰などが痛くなったり、血圧や血糖値の治療が始まる人も多くなります。
足腰に痛みがあると外出がおっくうになり、そのまま引きこもり状態になりやすく、筋肉も衰えてきます。
足の筋肉が衰えると、つま先が上がりにくくなり、つまずきや転倒のおそれが増します。転倒が骨折につながり、そのまま入院して寝たきりという高齢者も増えています。
寝たきりになってさらに活動が減ると認知症のリスクも増大します。
まずは、足腰を健康に維持し、自由に外出できる状態を維持しましょう。
足腰を鍛えると言っても、筋トレをがんばる必要はありません。
イスに座る、イスから立ち上がるという軽いスクワットでも十分な効果があります(#16 のスロースクワット参照)。
テープケア
#30 で「テープケア」を紹介しましたが、足腰など痛みがある場合でも、「もう年だから」とあきらめず、身体のメンテナンスは続けましょう。
痛みが軽減するだけでもストレスが減りますし、出かけておいしいものを食べにも行けますし、人に会うことで話もでき笑顔も増えます。
日々楽しい時間や感動できる時間を持てるよう、自分の健康には注意を払いましょう。