その3 カスタムオープン枚数が多く、チップのコードが多い

カスタムオープン枚数が多い

後期エグゼは基本的にカスタムオープン枚数は8枚で頭打ちするようになってしまった。
自分は、チップ同士を組み合わせて遊ぶのがエグゼの面白さのキモだと確信しているが、当然カスタムオープン枚数が多い方がチップを組み合わせやすくなり、面白くなる。
エグゼ3は比較的容易にカスタムオープン枚数を10枚まで引き上げる事ができるので、チップを組み合わせて遊ぶのがとても楽しい。

チップのコードが5種類ある

エグゼ4以降はチップのコードが3種類に減ってしまった。
これらの変更により、一つ一つのコードのチップが減り、チップを組み合わせる面白さが、ひいてはフォルダを組む面白さが減ってしまった。
コードを統一してフォルダを組もうにも、あまり選択肢がなく、一度に多くのチップを使って畳み掛けるような戦い方はあまり有効ではなくなった。平たくいうとコンボの重要性が落ちた。
暗転チップのカットインがある事もあり、どちらかというと、コードなんか統一しなくて良いから、チップ単体で強い物を、その場その場の状況に合わせて1枚ずつ確実に使って当てていくようなプレイングが求められる場面が増えた。
コードが浮いていても取り敢えずダブルビーストは入れるしグレイガも入れる。なぜなら単体で使っても強いから。
まぁ、6に関しては相手のクロスを剥がしつつ2倍ダメージを狙うためにコードを浮かせてでもクロス剥がし用のチップを入れるという新たな駆け引きが生まれているので、それはそれで良いとは思うが…。

自分はエグゼにおいては、フォルダの軸となるコード=戦い方の個性と言っても良いと思っている。
だから、どんなフォルダでも必ず入る、単体で強力なチップが多ければ多いほどフォルダの個性は薄まる。
そんな感じで後期エグゼは、フォルダ内のコードを統一する価値が薄れて、フォルダの個性が出にくくなったと思う。

ADDが超良いシステム

エグゼ3はカスタムオープン枚数を容易に引き上げる事ができるが、それはカスタムスタイルとシールドスタイルに限った話だ。
他のスタイルではカスタム2を組み込む事ができない。
さらに、どのスタイルでも使う事ができるエキストラコードには、スーパーアーマーをつけたり、メガクラスチップを入れられる枚数を増やすものなど、各スタイルの強みと同等のアビリティを付与できる物が多いが、カスタムオープン枚数を増やすエキストラコードはなぜか存在しない。

一見カスタム2を組み込めるカスタムスタイルとシールドスタイルが優遇されすぎているように見えるが、どのスタイルでもADDを使えばカスタムオープン枚数に関してはどうとでもなる。
そうなると、一転してエキストラコードを使わなければ他スタイルのアビリティを付けられないカスタムスタイルの方が不利な場面も出てくる。
ここのバランスが実に面白い。
まぁ、真に強いのはシールドとリフレクトなので、それらをノーリスクで付けられるカスタム・シールドスタイルが強いのは間違いないのだが…。

ADDはそのターンチップを使えないというリスクがあるが、どちらかというと、ADDに使ったチップが消失することのほうがダメージが大きいと思う。フォルダリターンがない場合、30枚のチップで戦わなければいけないのに、チップを捨てるという行為はかなりリスキーだ。

個人的にはADDはより洗練させて、以降のシリーズにも続投して欲しかった、良いシステムだと思っている。残念でならない。
まぁ、この辺に関してはチャージクロスやダストクロスの能力とかも面白いと思うし、ADDが形を変えて進化した物だと思っているけれど…。

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