その2 バスターが弱い

エグゼ3はバスターもチャージショットも基本的に弱い。だがそこが良い。

前項で述べた通り、バスターやチャージショットが強いバランスは、エグゼにおいて面白くない。
仮にエグゼ3でパスタやチャージショットを強くしてしまうと、おそらく攻撃はバスターとチャージショットで行い、チップは全て防御に回すようなゲームバランスになってしまうだろう。
ノーリスクで行える行動が強いのは、対戦ゲームにおいて絶対にやってはいけない調整だ。

しかし、エグゼ3の偉い所は、フォルダリターンとかいうクソに目を瞑れば、バスターやチャージショットも弱いなりに使い道がちゃんとある所だ。

エグゼ3はバスターの火力を上げるプログラムパーツが軒並み大きい。さらにガッツスタイルを選ぶとカスタム2やシールドなどの強力なプログラムをつける事が、基本的にできなくなる。
つまり、他の多くを捨て去る覚悟がなければ、バスターの火力を実戦レベルまでには引き上げられないのだ。
ここまでのリスクを負ってバスターをメイン火力に引き上げるのであれば、もう何もいうまいよ。
カスタマイズの時点でリスクを十分に負っているので、戦闘中無限に撃てるバスターが多少強くても問題ない。
かなり苦しいのは事実だが、ガッツスタイルでも実戦で勝てなくはない程度には火力を出せるので、かなり優れたバランス感覚だと言える。

他にも、ブレイクチャージをつけたチャージショットで相手の防御を崩せるが、火力としては機能しないエレキスタイルのチャージショットや、出が遅くて相手にはほぼ当たらないが、相手のパネルをどんどん破壊できるヒートグランドのチャージショットなど、補助的な役割での活躍の場は多い。

余談だが、自分はエグゼ5や6では、改造カードでチャージショットをクサムラシードにしたり、B+←でメテオを降らせたりと、ノーリスクで使える行動は補助となる効果を割り振って戦うのが面白いと思っている。
火力面はチップに依存するべきだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?